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いかにもJリーグらしい、あまり褒められない結末となったJ1優勝争い

最後までもつれにもつれた今年のJ1優勝争い。

今日行われた土壇場の最終節では、優勝の可能性が残っているガンバ、浦和、鹿島の上位3チームが全てが勝ち星を挙げることが出来ず、その中で最も上位にいたガンバが結果的に優勝という、勝利のプレッシャーがかかればかかるほど弱いJリーグらしいトホホな結果になってしまいました。

試合内容については、それぞれの試合をザッピングしながら見ていたので詳しくは書けませんが、まず徳島が非常に頑張っていたのが印象的でした。堅い守備はもちろんの事、攻撃では各選手がスペースへと忠実に動き続け、その間をテンポ良くシンプルにパスをつなぐガンバ顔負けのパスサッカーを展開していて、何でのこチームがダントツで降格するのか不思議でした。逆にガンバは重りを付けたかのように各選手の動きが鈍くて前線が孤立していて得点の匂いがほとんど無く、徳島の決定力に助けられました。

そして浦和は前半早々にセットプレイで先制し、ガンバの試合を見ている限りでは逆転優勝しそうな感じだったのですが、後半立て続けに得点を決められてまさかの逆転負け。しかも86分にパワープレイ要員ではなく何故か試合勘に欠けている鈴木啓太を3人目として投入し、その鈴木啓太が自陣に1人だけ残った状態から相手にパスをしてしまうというとんでもないミスを犯して決定的な2点目を献上という、ミシャ監督の勝負弱さを象徴するかのような逆噴射采配には脱力するしかありませんでした。さて来期は続投するんでしょうかねえ・・・

最後の鳥栖対鹿島は、ホームの鳥栖が勝利で意地を見せて勝ち点で鹿島に並んだものの、得失点差で鹿島が3位、鳥栖が4位に終わりました。天皇杯決勝にリーグ優勝のガンバが残っているので、もしガンバが天皇杯に優勝すると鹿島がACL出場枠ストレートイン、そして鳥栖がプレーオフ出場権を獲得できます(追記:雪で新潟戦試合中止の柏が2点差以上の勝利で逆転の可能性あり)。両チームの関係者やファンはガンバを応援する事になりそうですな(笑)。

とにかくガンバの選手、関係者、ファンの皆さん優勝おめでとう! ここまで来たら3冠を目指してもうひと踏ん張りして欲しいですね。

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