旧閑ガゼッタ

ホンジュラス、オーストラリア戦のテーマは「我慢」、チーム作りはアジアカップから

昨日は久々に1人でワインを1本開けてしまい、酔っ払ってサッカーを見ながら寝落ちしたので戦評は書けず。なので、11月13日と18日に行われる代表戦について書いてみます。

遠藤や今野、長谷部といった今までアギーレジャパンに呼ばれていないベテランを招集した事が話題になっていますが、個人的には内容についてはあまり期待していません。

その理由は、代表の中心である本田と香川、内田のコンディションが悪い事。本田と香川は休みなく先発で使われ続けて最近の試合でもキレが落ちてますし、内田はもとから膝の痛みを抱えた上に前の試合で腕を負傷。さらに日本への移動と時差が加わってほぼ最悪の状態だと考えて良いでしょう。国内組もリーグ戦終盤に差し掛かって疲れが溜まっている頃。絶好調な選手はほとんどいないと考えるべきです。

ただ、それはアジアカップでも同じこと。国内組はオフ明け、海外組の多くはウインターブレイク明けで、今とは逆に休養は取れているかもしれませんがコンディション的にはおそらくバラバラ。今までもアジアカップでは楽な試合のほうが少なかったように、グループリーグからパッとしない内容でも勝ちを拾っていく辛抱強さが求められるはずです。

従って、この2試合はアジアカップのシミュレーションとして、選手のテストよりも結果を出す事が重要になると思います。今回アギーレ監督がベテランを多く招集したのも、そういう時の勝ち逃げ方を知っているという面が大きいでしょう。そしておそらく、アジアカップ本番でもベテランは呼ばれるのではないかと思っています。

4年後には遠藤や今野は30台後半となり、ロシアW杯本番で使わない選手を呼んでも意味が無いという批判もあるようですが、先ばかり見据えて若手を鍛えあげる事に集中してしまうと、4年の長いスパンの間では今度はメンバーが硬直化して替えが効かなくなってしまうのはザックジャパンで懲りたはずです。ジーコはもちろんの事、トルシエも口では競争と言ってましたが実質的にはメンバーがほぼ固まってました。

ブラジルW杯のファン・ハールや日韓W杯のヒディンクの例を見ても分かる通り、選手の中にフィロソフィーが浸透していれば、半月もあれば戦術を整えられるのがプロの監督であり、4年の1度の試合に全てがかかるという条件を考えると、親善試合でベストメンバーを組むのではなくひたすらテストに努めてもらい、アジアカップの合宿期間だけでどれだけベストなチームに出来るかという手腕を見るほうが、代表監督の評価としては正しい視点なのではないかと思います。

4年間を1つのチーム作り期間として考えるのではなく、アジアカップ、W杯一次予選、最終予選、ロシアW杯と、節目節目で新しくベストなチームを作り上げる事。それが新陳代謝と競争を促して結果的にチームの総合力を高める事につながるはずです。この2試合の内容と結果でまたマスコミや世間が騒がしくはなるでしょうが、アギーレ監督の手腕はアジアカップで改めてじっくり見させていただきたいと思ってます。