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「風間代表監督はまだやめた方が良い」ナビスコカップ準決勝第2レグ 川崎フロンターレ-ガンバ大阪

ガンバが3-1で勝利した第1レグの結果を受けて臨んだ、川崎ホームでのナビスコカップ準決勝第2レグは、川崎が3-2と勝利しながらもアグリゲートスコアで4-5と下回り、ガンバが決勝への進出を決めた。

結果的に敗退してしまったとは言え、この試合の川崎の攻撃は見事だった。第1レグでリードしていたのもあって、鹿島戦のようなゲーゲンは控えてゾーン・ディフェンス主体が守るガンバに対し、まずバイタルに素早くパスを入れて基点を作り、森島と大久保の動きで相手のDFラインを中央へ引き寄せ、出来たサイドのスペースを使う攻撃が機能し、試合開始9分でまさにその形から大久保のヘディングで先制できた。が、その後何度もサイドからチャンスを作りながらも得点できなかった事が最後に響いてしまった。

そしてやはり怪我で先発から外れた中村憲剛の不在。U-21代表の大島は良く中盤でパスを散らしていたが、ワンタッチでどんどんクサビのキラーパスを打ち込む中村の働きにはまだまだ及ばず、得点にはならなかったものの中村投入後の勢いの違いを見ると、彼が先発していれば違った結果になったんじゃないかと思わされた。

ただ守備に関しては問題というか治らないというか・・・(苦笑) ガンバの攻撃は、宇佐美がオフ・ザ・ボールで動かないために右サイドを中心にパトリックの飛び出しに合わせるだけなんだけど、それが分かっていても止められず、以前に比べると多少ゾーンを意識するようになったかなと思ったんだけど、阿部の1点目はジェシが無謀な飛び出しを交わされてディフェンスの穴を作り、2点目はサイドとDFラインに人が全部集中してバイタルのカバーに誰もおらずと、やっぱり川崎は真面目にゾーン・ディフェンスを作るつもりが無いなと確信した。

もちろん、こういう監督が居てくれる事がJリーグの多様性につながるし、攻撃選手の成長という面でも価値は高いと思うので川崎には頑張って欲しいんだけど、某掲示板で真面目に書かれていた風間代表監督待望論ってのだけは勘弁してもらいたいよね(笑)。

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