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2014-2015シーズン海外組天気予報(イングランドプレミア、イタリアセリエA編)

昨日は一応録画しておいた試合を見たんだけど、起きてみたら一瞬何を見たかすら覚えてないぐらいに酔いと居眠りでほぼ見てない状態なので、海外組天気予報の続きをやります・・・

香川真司 雨のちくもり

サポートメンバーの悔しさから晴れて代表のエースとして臨んだW杯は、意識の高さと自信の無さの相克でメンタルパニックに陥り、全く彼らしいプレイが出来ないままに終わってしまった。マンUでも微妙な立場は変わらず、トップ下としてはマタの控え、CHとしてはエレーラやキャリック、クレバリーの控えと序列が固まりつつある。クラブにCL出場権が無く選手層的にもだぶつき気味なのでサブ専任は厳しい。アトレチコ・マドリーへの移籍が噂されているが、香川有りきで参加した日本企業のスポンサーが多くて契約解消は相当な困難が伴うと見られ、自分が首脳陣だったら間違いなく売るよりも飼い殺しを選ぶ。まあ合わないと分かっていてプレミアに移籍した香川の責任が大なんだけどね。今どき1つのポジションしか無い単性能な選手はどのみち厳しいので、個人的にはファン・ハールのもとでCH修行を積んで欲しいのだが・・・

宮市亮 雪

鳴り物入りでアーセナルに入ってからは、大怪我の連続でほとんど出場機会を得られず、気がつけばいつの間にかホーム・グロウンの権利を手にしてしまっていた。なので、アーセナルとしてはプレミアリーグ内へ移籍を容認しやすい状況にはなっているんだけど、いかんせんオファーが来るような実績が無いので厳しい。このまま育てて売れる値段が付くまで待つか、またオランダリーグあたりへレンタルするか。と言っても取ったきり放ったらかしのベンゲルには育成を期待しても無駄。自分で這い上がらないと。ただ、ひたすら鉄砲玉のようにスペースへとドリブルで突っ込む今のプレイスタイルはイングランド特有のハードタックルの餌食になりやすいし、縦を切られるとほとんど無力になってしまうので、いい加減プレイ幅を広げる努力をしないと本当にこのまま契約終了で終わってしまう可能性は高い。

吉田麻也 くもりのち時々晴れ

昨期はロヴレンの控えに成り下がって厳しいシーズンを過ごしたが、W杯では怪我明けながらパワープレイにも体を張って競り勝つなど他のメンバーよりは自分の力を出せたのではないだろうか。サウサンプトンでは今オフにライバルのロヴレンは晴れてリヴァプールに栄転し、吉田には再び先発復帰のチャンスが巡って来た。が、チームはそれどころじゃなくてポチェッティーノ監督を初めとしてルーク・ショー、ララーナ、ランバートといった他の主力もごっそり引きぬかれる草刈り場と化し、ほとんど移籍で新天地に来てしまったレベル。ユースが優秀なのですぐ崩壊とはならないだろうが、今期は残留争いが現実的なところか。

本田圭佑 雨

怪我と病気、移籍したACミランの不振でフィジカルコンディションは最悪の状態で臨んだW杯は、コートジボワール戦こそ1得点を挙げたものの目立った活躍はそこまで。高すぎる意識に周りが巻き込まれて内田以外は”ありの~ままで~”のレリゴー状態になって案の定チームは惨敗。キャリアピークで迎えたW杯が本田神話の終焉になってしまった。その上、クラブもPSMのギネス・インターナショナル・チャンピオンズ杯で3連敗中、すっかり本田もサブ扱いと、「危機こそチャンス」と得意の俺様解釈も不可能なほど未来が見えない。とにかくあらゆる意味で今までの自分を変革させないと厳しい、と言うか今が最後のチャンスだと思う。格好悪くても良いじゃないか、徹底的に泥にまみれて必死に戦うニュー本田が見てみたい。

長友佑都 晴れ時々くもり

W杯は本田に煽られたのか、その意識の高さに比例してポジションも上がり、それは3トップじゃないのかというぐらいにSBの仕事を放棄して可能性の低いクロスマシンに成り下がり、香川と共に左サイドの混乱を招いた原因となった。が、チームでは本来のポジションである(?)WBでイキイキとプレイ、早速ギネス・インターナショナル・チャンピオンズ杯のローマ戦でゴールを決めてみせた。マンUから移籍してきたヴィディッチが早くもフィット、インテルの守備に安定感をもたらし展望は上々。左サイドにドドーというライバルが登場したが、長友は右でもプレイできるし、左で出てもレアル戦で流れを変えたようにインテルにとって長友の存在は不可欠。是非次のW杯では普段から十分高い意識を無理にあげず、あくまで普通の長友で臨んでもらいたい。

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