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Jリーグの人気アップはやはり代表頼み

またもネタ枯れ対策用のメールをありがとうございます(笑)。今回は、もう8年以上も前になるんですかね、味の素スタジアムでの観戦オフ会でお会いしたふむふむさん。

やや旧聞に属するお話ですが、先週土曜日、味の素スタジアムに、FC東京と鹿島との試合を観てきました。

ごく少数ですが、代表ユニフォームを身にまとった人たちが観戦に来ていました。森重や長友のものではなく9番や10番でしたので、日本代表からJリーグに興味をもってくれた人たちであると良いなあと眺めておりました。

この試合は、W杯直後のリーグ戦であったためか、随所でボール際に激しく行く場面が観られ、なかなか見応えあるものでした(まあ、主審が不安定な判定を繰り返したせいでもあるのですが)。

特に、東京の選手がボールを追い、奪う姿に対して、バックスタンドを中心に拍手が起こり、「ナイスプレー」というかけ声もかかりました。

その付近にいた「代表ファン」と思われる人たちにも、このプレーの熱さと、それを受け止める観客との一体感が伝わったのならば、次の来場につながるのではないか、と淡い期待を抱きました。

また、鹿島側も先制を許した後も慌てることなく、自分たちのプレーを続けていることが印象に残りました。こういうところは相変わらず鹿島らしいと言うか、ちょっと癪に障ります(笑)。

至極当たり前のことなのですが、それぞれのポジションの選手が、まずは自分の役割を果たそうと最大限のプレーをすること(結果はドローでしたが)が大事であることを再認識した試合でした。

あの時に生まれたお子さんが大きくなられて、一緒に観戦されるようになったのでしょうか。相変わらず熱心で嬉しいですね。

昨シーズンのセレ女騒ぎで明確になったように、やはりJリーグの人気を高める特効薬は結局代表頼みという現実は当面変わらないでしょう。

代表効果は大きく分けると2つあって、1つは単純にメディアへの露出がJリーグとは比べ物にならないぐらいに増えて認知度が高まること。そして日本を代表し、国際舞台で活躍をするというブランドイメージです。

日本は良くも悪くも国内では対立構造が少なく、地域のナショナリズムというものがほとんど無い以上、日本人の大多数にとってはサッカーにカタルシスを感じる手段は代表戦しか無く、結果的にその自身の勝利欲求の投影手段である選手に注目が偏ってしまう構造なんですよね。

日本代表はアギーレ監督が率いることになったわけですが、ここは原さんがしっかり主導して来年早々にあるアジアカップでは国内組を重視した選抜を行い、代表の底上げとJリーグ人気を再興させる思い切った手段を取って欲しいものですね。別に今更W杯予選2年前のアジアカップで失敗しても、某御意見番はともかくコアなサッカーファンは怒らないでしょうし(笑)。

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