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ツール・ド・フランス第13・14ステージ「地元の話題は既に3位争い」

ツール・ド・フランスもいつの間にか既に終盤、アルプス山岳頂上ゴールが続く13、14ステージ。

総合争いについては、どちらのステージもマイヨ・ジョーヌのニーバリが最後の登りで余裕のアタック、13ステージではそれまで2位だったリッチー・ポートが10分近くも遅れ、3位のバルベルデは総合で5位のピノとステージを勝ったニーバリの後ろのほうで騙し合いをする始末、14ステージでもニーバリはステージ優勝こそのがしたもののライバルにはきっちり差をつけて2位ゴール、今度はピノやバルデからバルベルデは遅れ、結局ニーバリは2位と4分37秒の大差を付けるに至り、優勝争いは完全に決まってしまいました。

まあ、落車のアクシデントでリタイアしてしまったフルームとコンタドール以外でニーバリの登坂能力に対抗できる選手はいないだろうと思ってましたが、それにしても他の選手はちょっと情けないですね。ニーバリがいるアスタナチームのアシストは最後の登りでは居なくなっていたのだから、ライバルが交互に連続攻撃を仕掛ければ多少は苦しめられたと思うのですが、回数自体が非常に少なかったですし、アタックも勢いが無くて軽くニーバリに合わされ、全然攻撃になってませんでした。

そんな感じで優勝争いだけを見ると既に終わった感が充満しているのですが、その代わりに熱くなってきたのが表彰台争い。特に、地元フランス勢のピノとバルデが3位と4位につけ、しかも3位のピノが2位のバルベルデに13秒差に迫って来たので、フランス勢で2位と3位を占める可能性が出て来ています。バルベルデはそれほど登りで調子が良いわけではないですし、タイムトライアルが得意な選手ではないので可能性としては十分あり得る話です。

これから2日間のステージを挟んで、17、18と続くピレネーでの頂上ゴールステージの注目は、この表彰台争いが世間の注目になる事は確実でしょうね。個人的にもバルベルデがあまりフェアな戦いをしていないので、盛り上がりも期待してフランス勢を応援したいと思ってます。

 

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