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ツール・ド・フランス第6・7ステージ「落車祭り」

しかし今大会のツール・ド・フランスは本当に落車が多い・・・

第5ステージで優勝候補筆頭のフルームが2度の落車でリタイヤした衝撃も冷めやらず、次の6ステージは雨天によって滑りやすくなった路面で多くの選手が餌食になり、比較的小集団のスプリントになった第7ステージでも終盤に2度の落車が起こったり、BMCのエースであるファンガーデレンが遅れてしまうアクシデント。

各チームのエースが、体調不良とかならともかく落車で優勝争いから脱落したりリタイアしてしまうのを見るのは本当にやるせないですよね。自転車レースもランス・アームストロングのドーピングスキャンダルから失地回復するために、少しでもスポンサー受けするような目玉を作りたいのは分かりますし、実際にイギリスステージでは盛り上がって話題を提供したのは確かですが、パヴェは明らかにやり過ぎです。6、7ステージの落車は5ステージのパヴェによる心身のダメージがあったせいもあるのは確かでしょう。

さて第6ステージは途中の横風区間によってアシストが疲弊し、それまでスプリントで無敵を誇っているキッテルは十分なアシストトレインを確保出来ずにグライペルが勝利、第7ステージは終盤の4級山岳2連発でピュアスプリンターは遅れ、最後はアシストとオールラウンダー連中のスプリントとなり、普段はカヴェンディッシュのアシストをしているトレンティンが勝利、グリーンジャージのサガンはまたも勝利を挙げられず2位となりました。

さて第8ステージはツール初登場らしいヴォージュ山塊3連戦の最初のステージ。終盤に2級山岳が2回、そして最後は3級ながらも平均勾配10%を超える急坂頂上ゴールが待ち受けてます。コンタドールのようなクライマー系よりも、バルベルデやニーバリといったパンチのある選手が有利と見られますが、ここで総合争いにも動きがあるかどうか。楽しみなステージです。

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