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「日本、せっかくの先制を物にできず」ブラジルW杯グループC 日本-コートジボワール

残念の一言。

日本は前日に予想した通り、MAJIMEなJAPANで臨んできた。そして、それは開始16分の長友もパスからワントラップでシュートを放ち、先制点を挙げたところまでは完全にゲームプランは嵌っていたと思う。

ただ、この先制点を奪ってしまった後の内田の切れこんでからのシュートなど、良い時間帯の時に追加点を奪えなかった事、そしてそこから慎重になりすぎて全体が引き気味になり、せっかくボールを奪っても他の選手が追い越してパスコースを作ったり、ポストプレイに対するフォローが無かったりでボールホルダーが孤立、セカンドボールを拾われ続けた事で日本の選手が走らされて消耗してしまった。

コートジボワールのバックラインのボール扱いが危なっかしく、そこに連動したプレスを前からかければチャンスは作れたと思うのだが、コンディションのせいか弱気のせいか単独でプレスをかけるだけでさっぱり相手へのプレッシャーになってなかった。

そして後半になって香川が中に入ってサイドのカバーが出来なくなり、長友の対応が中途半端になってしまったところの右サイドからクロス2本で逆転されてしまった。あそこでCBが中を抑えられないのも日本の明確な弱点でもある。

レシフェが雨の天気になって心配した事も悪い方に的中。日本は弱いパスとトラップミスで上手くコントロールが出来ないプレイが多かったのに対し、コートジボワールは途中投入のドログバを始めとして各選手がしっかり体を使ってボールをキープ、日本は単独で当たってもそれを止められず、相手に確実なつなぎをさせてしまった。

とにかくこの試合はコンディションも良くない、個人能力の高い選手が相手、天候もピッチも日本の味方ではなかったと割りきって切りかえるしかない。日本は守って守りきれないのは最初から分かりきってるわけだし、次のギリシャ戦は積極的な90分を期待したい。

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