旧閑ガゼッタ

「第一にコンディション、第二にギャップメイク」日本代表コスタリカ戦展望

何だかんだであっという間にW杯本番前の親善試合も残り2試合、アメリカのタンパ、NFLのタンパベイ・バッカニアーズの本拠地スタジアムで行われるコスタリカ戦です。

ザックが会見で語っているように、この試合も先のキプロス戦と同じくあくまで主な目的はコンディション調整。吉田、内田、長谷部の怪我明けトリオをさらに長い時間使って状況を見極め、試合勘が不足している本田と香川をフル出場で頭と体を慣れさせる。試合にまだ出られてないサブには翌日の練習試合があるのでそちらで調整といった具合です。

まだ体は完全に暑熱順化は出来てないでしょうし、練習の負荷もまだ疲れを抜くところまでは行ってないはずなので、キプロスとコスタリカの力関係を考えても内容的にはあまり期待は出来ないでしょう。おそらくセットプレイも肝心の部分は伏せるでしょうから、結果は付いてくればラッキー程度に考えておいたほうが良いでしょう。

ただし当然ですが、戦術的な狙いはきっちり実行されるはずです。コスタリカは堅守速攻型のチームで、足技もそれなりにあるのでコロンビアを想定した相手だと言われてますが、強さのレベルはかなり異なります。なので、コロンビア想定と言うよりも守備では主にマンツーマンで対応してくるであろうコートジボワールへの対策として考えるべきだと思います。

具体的には、前線の選手によるギャップを作る動き。前回のキプロス戦では、攻撃のほとんどが長友によるサイド突破だったので、前線が相手の守備陣を動かすような働きは出来ませんでした。マンマーク守備最大の弱点は1対1を突破される事ですがコートジボワールを相手にそれはかなり難しい。その次に考えるべきは、キプロス戦の内田の得点のように数的優位でマークし切れない選手を作ってしまう事です。

そのために必要なのは前線の選手が相手のDFを引きつけてギャップを作り、他の選手が入り込めるスペースを作ること。コートジボワールの前5人はプレスバックの意識が希薄なので、ギャップを作ってしまえばかなりの確率でシュートチャンスが生まれるでしょう。ただし相手にはリーチの長さと反応の早さがあるので、そこからさらに一歩崩しを入れる意識を見せたいところです。

守備では当然ながらカウンター対策。日本の守備はボールサイドにプレスをかけて追い込む形が多いので、どうしてもボールと逆サイドの選手がフリーになりやすい。ここは対戦相手も狙ってくるポイントでしょうから、SBとCB、ボランチの連携が問われるところです。日本はセットプレイも弱点なので、あえてプロフェッショナルファールでそういう場面を作って慣れるのもありじゃないでしょうか。