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「運が向いてくるとはこういうもの」イタリア・セリエA第34節 パルマ-インテル

昨日はとあるイベントに出店していたので夜は疲労困憊、戦術面まで確認しながら試合を見る状態では無かったので簡単に。

ヨーロッパリーグ出場枠を争うライバルであるパルマとのアウェイ戦という難しい試合だったが、インテルは後半の開始直後と試合終了直前に得点を挙げ、2-0できっちりと勝利した。

それにしても、少し前までは勝ち切れない不運な試合が続いていたのに、この試合は前半の終わりにPKを与えてしまうものの、ハンダノビッチがカッサーノのPKを手に当てて、ボールはコースがわずかに変わってポストに当たって無失点、後半開始早々にパルマの選手が1人退場になり、3分の先制点ではFKなのに何故かロランドがファーサイドでどフリーでいたり、その後もインテルゴール前でパルマの選手が何度かフリーでシュートを撃つ場面があったものの全てコースが外れるなど、ことごとく運がインテルに味方した。

前節はともにゴールを決めたFW陣が今節は決定力がなく、前半はほぼパルマのペースで防戦一方だっただけにこういった試合をものに出来た事は大きい。これで6位とは勝ち点5の差になり、ナポリとのホーム戦、そして地上波での生中継が決まったミラノダービーへと勢いがついたと言える。

長友については前半は対面の快速ビアビアニーとカッサーニのサイドアタックを上手くマークを受け渡ししながら封じ込め、ゴール前でオウンゴールになりかねない決定的なクロスをクリアするなど守備面での貢献が非常に目立った。後半からは攻撃参加も増え、カピターノばりのゴリゴリドリブルやダブルタッチ、グアリンへのアシストクロスなど見どころが多かったが、1度絶好のスルーパスをトラップミスでシュートに持って行けなかったのは残念だった。まあでも非常に調子が安定している事は間違いなく、心強い限りである。

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