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「早くも壁にぶつかった本田」イタリア・セリエA第22節 ACミラン-トリノ

昨日はいろんな用事でいろいろと忙しく、遅い時間にやっと試合を見られたような状態だった上に、今日も仕事が多忙と来ているので、軽く本田についてのレビューのみ。

イタリアのクラブは、どんなプロビンチアであっても相手にサッカーをさせない手腕が徹底されているもので、相手はミランよりも上位にいるトリノだったが、本田は早速その執拗さの餌食になってしまっていた。

まずは本田の縦を切る事で足が速くない本田は裏のスペースでボールを受けにくくなり、カットインからのシュートは3バックの左とボランチでしっかりガード、ゴール前へのサイドからの飛び込みはPA内のスペースを極力小さくして排除と、本田が個人で打開できる部分についてはほぼ対処して封じ込めていた。

となると取れる手段は味方とのコンビネーションプレイだが、やはりチーム合流して間もない状態とあってパスの意思疎通が合わずにタイミングがズレがちで、しかも後半は前節と同じようにサイドに張るポジションに固定されてしまっため、トリノの守備網の前にボールが来る回数がめっきり減ってしまった。

前にも書いたような気がするけど、CSKAモスクワでも右SHは何度かやった事があったがどれもあまり芳しくない内容で、本田にサイドで張らせて個人で打開させる起用法は無理があるように思う。やはりトップ下か、右でもトップ下とポジションチェンジ出来るような戦術でないと今後は厳しいように思う。カカーが無事でいる限り大きく路線は変わらないだろうから、いざチャンスが来た時に結果を出せるかどうかだろう。香川もだけど、ビッグクラブは厳しいよね。

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