サイトアイコン 旧閑ガゼッタ

「長谷部がいなくなって快勝とはこれいかに」ドイツ・ブンデスリーガ第18節 ニュルンベルク-ホッフェンハイム

前半戦は未勝利のままで終わり、おまけに長谷部が靭帯損傷の重症で抜けてしまうという非常事態のニュルンベルクだったが、ウインターブレイク明けのホッフェンハイム戦で、何と4-0の快勝というまさかの結果を出してしまった。

では、今までのニュルンベルクと何が違ったかという部分が気になるところだが、実はほとんど何も変わってないのだから笑ってしまう。あえて違う部分を上げるとすれば、今までよりもロングボールを蹴る回数が少なくなってつなぐ意識が出始めたところぐらいだが、後半はそのパスが引っかかってカウンターを食らう場面が多く、その方向転換が決して上手く行っているとは言えなかった。

この試合が快勝になった原因はと言うと、とにかく「運」であるとしか言えない。前半24分の先制点は、チャンドラーがサイドの遠目から適当に打ったシュートが相手の足に当たってゴールの隅に吸い込まれるという1000回やって1回成功するかどうかのゴールだったし、清武がアシストした4点目は、最初に上げたクロスが相手に引っかかり、それを拾ってノールック気味に出した適当なクロスをドゥルミッチが胸トラップから決めたナイスシュートで、今まで絶好のチャンスを潰しまくって来たニュルンベルクからするとあり得ない決定力の連続であった。

で、清武のプレイも快勝に貢献していたかというと、序盤のクロスに合わせた決定的なボレーはふかしてしまうし、中盤でボールを受けてから単独でドリブル出来た場面も2度ほどあったが、どちらも相手に競られてボールロストしてしまうなど出来としては悪い方だった。それでもチームは勝ってしまうのだから、サッカーというスポーツは面白いもんだねえ・・・

まあ内容はともかく、残留に向けて良い再スタートが切れたのは事実で、これでニュルンベルクの潮目が変わってくれたと思いたい。次こそ、清武の得点で連勝と行って欲しいね。

モバイルバージョンを終了