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「この守備を少しは日本も見習わないと」欧州CLグループE ステアウア・ブカレスト-シャルケ04

グループEで2位につけていたシャルケは、ステアウア・ブカレストのアウェイ戦でスコアレスドローを喫してしまい、しかもバーゼルがチェルシーに勝ったために、まさかの3位転落となってバーゼルとの最終節で絶対勝利が必要になってしまった。

試合後の談話などでは、シャルケは数多くのチャンスをものに出来なかったなどと伝えられていたので、そんなにシャルケが内容で押していたのかと思ったんだけど、実際に試合を見てみると完全な決定機はステアウア・ブカレストのほうにあって、シャルケには決定機と呼べるものがほとんど無く、可能性の低いシュートやセットプレイで枠を捉えられなかった、とかのチャンス一歩手前のシーンばかりであった。

それはシャルケに怪我人が多くて本調子でないのもあるんだけど、それよりもステアウア・ブカレストの守備が見事でシャルケの攻撃が完璧に抑えこまれたという理由のほうがずっと大きい。

ステアウア・ブカレストは、サイドで内田がボールを持つと、ファルファンと内田の両方にカバーを入れて縦のコースを完全に切って攻撃をスローダウンさせ、シャルケは仕方なくマークが緩い反対サイドのアオゴを使ってサイド攻撃をするんだけど、アオゴのクロス精度がお粗末な上に、中のマークがしっかりしていてゴール前でフリーな選手が作れず、セカンドボールに対しても素早くラインが押し上げてボールホルダーへのプレスを欠かさずとミスらしいミスがほとんど無く、水をも漏らさぬ守備とはこの事かと思った。

なので、内田はオーバーラップしても相手がきっちり付いて来るしファルファンからのなかなか良いボールが来なくて、一度あったビッグチャンスはファルファンのドリブルが流れて惜しくもタッチラインを切りと、ビルドアップで何とか貢献するのが精一杯だった。

いや、しかしこんなチームとW杯で日本が対戦したらと思うとゾッとするね・・・逆に日本がこういう守備を出来るようになればいいと思うけど、多分無理なんだろうなあ(苦笑)。

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