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「やっぱりインテルは戦術長友」イタリア・セリエA第12節 インテル-リヴォルノ

今日は本業のお仕事が忙しくて、あまり文章を書いている時間が無いので長友中心で簡単に。

前節のウディネーゼ戦で、マッツァーリ監督はあえて長友を高い位置に上げる事を戦術の鍵としているのではないかと書いたんだけど、このリヴォルノ戦でそれはほとんど確信に変わったなと。

もはや各チームのインテル対策はほぼ固まって来ていて、好調な長友とジョナタンのサイド攻撃を抑えるために、とにかくサイドはほぼマンマークで上がるスペースを作り出さない事が徹底されつつある。

それに対抗するためにマッツァーリ監督が取った手段が、長友を高い位置に置いて相手を押し下げると同時に3バックの右サイドの選手を長友に引きつけ、FWに対するマークを分散させる方法だ。

当然、それには長友の裏のスペースという弱点があるのだが、そこはインサイドハーフと左CBがカバーしつつ、長友が運動量を活かして戻り、後半には相手が疲れて動けなくなったところから長友が蹂躙するという、まさに長友による長友のための戦術とも言える(笑)。

まあ、この試合はアルバレスの出来があまり良くなくて、中盤にコヴァチッチとベルフォディルが投入されてコンビネーションが無くなったので、後半に長友が長い距離を走ってもなかなかボールが出て来なかったが、最後にやっとそれが報われてのゴールとなった。

それにしても、復帰したサネッティが入ってからのスタジアムの盛り上がりは凄かったね。それを祝うようなゴールを長友が決め、お辞儀で締めたのは感動的だった。内容うんぬんよりも、そのシーンが見られた事が何よりも嬉しかったな。

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