サイトアイコン 旧閑ガゼッタ

「J1とJ2の境目」J2第39節 ヴィッセル神戸-京都サンガ

土曜日はJリーグが無くて海外組の試合もテレビ中継が早くて11時半からだったので、先週に録画しておいたJ2の神戸対京都の試合をビデオ観戦。

結果としては0-0のスコアレスドローに終わり、結局神戸の自動昇格は今節では決まらなかったわけだが、京都も含めて来期はJ1で戦う可能性が高いチームの内容を見るという点では興味深い試合だった。

で、その内容については、神戸も京都も十分J1でやって行けるレベルにはあるように思った。神戸はよりJ1でも通用しやすい堅守速攻の戦い方が身についていて、ポポ、マジーニョ、エステバンの南米トリオは強力で戦力的にあまり隙がない。

京都の方は相変わらずのショートパス大木サッカーだが、今までのような守備の脆さが少なくなって、個人の1対1での粘りがあってあっさりカウンターから選手の間を通されてシュートを喰らうといったシーンが随分少なくなった。

ただ、やはりJ1上位とは違うなと思わされたのは、90分を通じてのクォリティレベルの維持である。この試合は前半こそ互いにスピーディな攻撃を繰り出して見ていて楽しかったのだが、後半になって疲れが出て来るととたんにパスや判断のミスが多くなって所謂グダグダの試合に成り下がってしまった。

関西クラブで唯一J1にいるセレッソがまさに直面しているが、調子の上下がある長いリーグ戦の中でどんな内容の試合であっても最後にはしっかり勝ちきる集中力、それを残せる余裕が無いと、J1には上がれても優勝争いをする順位にまでたどり着くのは難しいと思う。とは言えポテンシャルは十分に感じられたので、来期は是非両チームともにJ1での活躍を見てみたいね。

モバイルバージョンを終了