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「ノーガードの殴り合い」ドイツ・ブンデスリーガ第7節 シャルケ-ホッフェンハイム

今節はインテルもニュルンベルクも完敗してしまい、一応サッカーコラムサイトを運営している人間にとっては良くない事なんだろうけど、どうも負け試合を結果を分かった後でわざわざ見る気にはならず、勝利を挙げたシャルケの試合にしようと思い、見始めてなんかおかしいなと思ったら前節の試合だった・・・今節はシャルケの試合はFOXTVでしか放送してなかったんだね_| ̄|○

で、もう途中まで見てしまったのでこの試合を最後まで見る事にしたんだけど、これがなかなかのバカ試合で見ていて結構楽しめた。ホッフェンハイムの試合については、この後のマインツと戦った第8節で見たんだけど、マインツがザル過ぎて気付かなかっただけでホッフェンハイムも相当な前輪駆動ぶりというか、いかにも得点数はリーグ2位だけど失点数はワースト1というチームらしい内容だなと思った。

とにかく攻撃は強力。現在リーグの得点王に並んでいる速くて強いFWモデストを中心に、ボールを奪ったら常時2-4-4の形で前線に4人が並んだ状態で攻めまくり、ゴール前にもどんどんと中盤から攻撃参加をして来る。その代わり守備はファーストプレスが命で、そこを破られるとあとはスカスカのスペースにDFがポツポツいるだけの紙状態という極端さ。

そんな相手に対して、シャルケは試合開始早々にサイド攻撃からフリーで飛び込んだボアテングが中で合わせて先制すると、13分にもセットプレイから2点目を挙げ、16分に自陣でのクリアミスからモデストに1点を取られたが、40分にど真ん中をドリブルで楽々駆け上がったヘーガーが3点目を決めた時には、これはシャルケの楽勝なんじゃないかと思った。

ところが、後半3分にアオゴがつまらないファールでPKを献上してしまい、相手を勢いづかせてしまってからはもうバタバタ。特にベックとフィルミーノが交互に攻めて来る相手の右サイドが強力で、守備が得意でないアオゴがいっぱいっぱい・・・ってこういう状況はバーゼル戦でも見たような(笑)。で、61分にとうとう直接FKを決められて同点。その後はシャルケも、前半はほとんど出来なかった内田のオーバーラップなどからチャンスをいくつか作るものの、ボアテングらのシュートが最後まで決まらずそのまま同点で終了。

シャルケはまあ締まらん試合だったけど、フンテラールもドラクスラーもいない状況、ファルファンの調子もいまいちな様子ではこんなもんか。そんなボールの落ち着きどころがない試合だったけど、内田は試合の流れを読みながら攻撃参加し、1対1に晒されても際どいプレイで攻撃を止めたりと自分の役割はしっかり果たしていた感じ。好調はキープしてそうで代表戦が楽しみだ。

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