旧閑ガゼッタ

「もう既に長谷部のチーム」ドイツ・ブンデスリーガ第6節 ニュルンベルク-ボルシア・ドルトムント

と言うわけで週末は何かと忙殺されていたので、試合の戦評については簡単に。

ミッドウィークに行われたCLのナポリ戦には負けたとは言え、リーグ戦は開幕から5連勝と相変わらずの強さを見せるドルトムントをホームに迎えての試合は、ニュルンベルクが非常に健闘して1-1のドローという予想外の結果に終わった。

確かに、ドルトムントはレヴァンドフスキやムヒタリアン、シャヒンといった主力を休ませていたし、疲れのせいかいつものようなハーフカウンターのスピードは無かったが、やはりそれ以上にニュルンベルクがドルトムントの攻撃に対して集中力を切らさずしっかり全員が労を惜しまずに走った事が大きかった。

特に長谷部加入による効果は2試合目にして明らかに出つつあり、それまでならば少しDFにプレッシャーがかかると慌ててアバウトなロングボールを蹴り出すだけだったビルドアップが、長谷部がピッチの場所を問わずに空いたスペースに走ってパスコースを作る動き出しをしてくれるので、自然と味方からボールを引き出す事ができていた。もちろん口でも指示はしているのだろうが、まずは自らの献身でお手本を見せているところがキャプテンらしいなと。つーか、ニュルンベルクがラグビーじゃなくてサッカーをやっているところを初めて見たような気が(笑)。

当然、クロップもニュルンベルクのビルドアップのキーマンとなった長谷部を放置せずに、前半の半ばごろには長谷部がボールを持つと誰かがプレッシャーを掛けるようになり、そのせいで2~3度ほど危ないミスパスでピンチになりかけ、それが目立ったせいかメディアの採点は低めだったが、それを上回るボールの落ち着きをもたらしており、既に長谷部のチームと呼べる状況になっているように思う。

それに比べると清武の存在感はいまいちだった。確かに右サイドでドルトムントのシュメルツァーをマークするしんどい仕事をこなしていたけど、それ以上の役割がエースとして期待されているわけで、それは言い訳にはならない。やはり、攻守において1対1を仕掛ける姿勢、インテンシティを高めていかないと、代表でもそうだが単なるフォロー役、バランサーで終わってしまう。そこをきちんと長谷部から説教してもらいたいところだね。