旧閑ガゼッタ

「香川、今期公式戦で初先発」欧州CLグループA マンチェスター・ユナイテッド-バイヤー・レヴァークーゼン

発熱直後にも関わらず、いきなりCLのレヴァークーゼン戦で初先発起用された香川は、70分まで4-4-2の左SHとしてプレイ、試合は4-2でマンUが初戦を飾った。
巷の感想では、前半の香川は先制点に絡むなど良いプレイを見せて、後半はロスト連発で印象が悪かったような意見が多かったが、自分が見た限りでは後半のほうがよりチームにフィットしていて今後につながるように思えた。
そのポイントはやはりポジショニング。前半の香川は最初から中に入った位置取りをする事が多く、その開けたスペースをエヴラが上がって埋めていたのだが、それによって香川自身がボールを触ることができていても、トップ下のスペースに入る事が多いルーニーが動くスペースを妨げたり、右サイドからのサイドチェンジが受けられなかったり、ボールを奪われた後にスペースを使われたりと、チーム全体にとっては決して良いバランスになっているとは言い難かった。
しかし前半終わりから後半にかけては、基本はサイドに張って攻守のバランスを取りつつ、そこからファン・ペルシとポジション交換のタイミングを計って中に入ったり、ルーニーと縦の関係を作ったりで、全体的なポジションバランスとマンUが得意とするワイドなボールの動かし方に対応した動きが出来ていて、見ていて違和感を感じる事が少なかった。
確かに体を預けられてのボールロストは多かったが、それは昨シーズンもそうだったように、動き出しとパス出しのタイミング次第でカバーできる事であり、キャリックほど軽快ではないがフェライニも縦パスを出すのが得意そうなので、ボランチ陣との息が合ってくればさらに良くなってくるはずだと思った。
とは言え、ルーニーとファンペルシはやはり別格である事を考えれば、得意なトップ下ではなくて左SHとして有能であることを示さねばならず、ただでさえライバルが多い上に、新戦力がどんどん追加されて絶え間なく競争を強いられるのがビッグクラブの宿命であり、与えられたチャンスを確実にものにしていかないと忘れ去られるだけである。次こそは万全の体調で出場して、得点という結果が欲しいね。