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「岡崎はお疲れだけど開幕2連勝」ドイツ・ブンデスリーガ第2節 フライブルク-マインツ

ウルグアイ戦から中2日で日本からトンボ返りして来た岡崎が、何事もなかったかのようにスタメンで起用されたマインツのフライブルク戦は、2-1で何とか逃げ切りを決めて開幕から2連勝を飾った。
前節の岡崎は2列目の左での起用で、今節は2トップの一角として出場が予測されていたが、後半の62分にチュポ・モティングがFWで入るまではどちらかと言うと3トップの左で、フライブルクの3バックに対してマインツは前線の3人がほぼマンマークでプレッシャーをかけ、WBの上がりもケアするという難しい守備のタスクをこなしていた。
それでも前半は、積極的な飛び出しでサイドへと抜けだしては基点を作り、アシストになりそうな場面を2度ほど作ったが、真ん中への飛び出しはパスの出し手とまだタイミングが合わず、なかなか岡崎の得意な形でシュートに持っていくことは出来なかった。
後半はさすがに運動量が落ちて下を向いて腰に手を当てる場面が見え始め、フライブルクが1点返した場面では、ウルグアイ戦のように無理なキープからボールを奪われてカウンターを受けたもので、疲れてくると周りを使う判断力が落ちてミスをするという悪い癖が出てしまったのは残念だった。
マインツはやはり基本的にはエレベーターチームだけあって、ボランチはボールを狩る能力が第一でスルーパスが期待できず、中盤にスペースが無い中ではDFからの長いパス出しに頼る部分が大きく、そうなるとやはり絶対的なスピードや高さが無い岡崎は苦しいのは事実。
モティングが出場してからは右サイドでの起用になり、岡崎の動きが落ちたのと同時にモティングもエゴイスティックなプレイが多くて良い場面がさらに減ってしまったが、モティングはフィジカルがあるので彼が1トップの先発になるともう少し岡崎はやりやすくなるかもしれないけどね。
現状はチームに結果が出ているし、トゥヘル監督は前線からの守備を非常に重視する監督なので、シュツットガルトの時のように岡崎がスケープゴートにされる事は当面無いと思われるが、その間にパスを受けるタイミングのコンビネーションをもっと高めていく必要があるだろう。

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