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「湯船の中での香川ゴール」プレシーズン・マッチ セレッソ大阪-マンチェスター・ユナイテッド

いや~、やっぱ代表でも香川にはPKを蹴らしちゃいかんね(笑)。
前半のウェルベックのシュートがポストに当たった跳ね返りからファン・ペルシが丁寧に香川へ送った折り返しを盛大にふかし、ヤングがPA内で引っ張られてゲットしたPKを中途半端なコースに蹴ってキム・ジンヒョンにセーブされるなど、味方の接待プレイをことごとくフイにした時はどうなるかと思ったけど、その直後に香川らしいPA内で鋭く反転し、DFとGKを2人まとめて股抜きするシュートを決めて帳尻を合わせてくれたのでホッとしたね。
マンU全体の出来については、縦への推進力があるギグスやラファエル、空回り気味だったけどビュットナーらの動きが潤滑油になって、Fマリノス戦に比べると攻撃にスピード感が増していた・・・のは前半15分までとセレッソがリードした前半34分からの10分間だけだったけどね(苦笑)。それだけ、昨日の大阪の蒸し暑さは異常で、本当にただじっとしているだけで汗が出るぐらい、とてもまともなサッカーがやれる気候じゃなかった。
あ、あと途中から出場していたザハとヤヌザイは頑張って動いていたかな。ザハはマンU伝統のゴリ押しウイングの香りがプンプンするけど、ヤヌザイはプチ香川のような感じで、バイタルでボールを動かして攻撃のリズムを作るタイプ。モイーズが結構この選手を起用していて、セスクの獲得に積極的な事を考えると、やはりパスワークを重視したサッカーにしようとしているのだろう。そういう意味では、香川にとっても追い風だと言える。
セレッソについては、柿谷、山口、扇原と東アジアカップで飛車角金落ちの布陣ではあったが、南野や杉本らの若手攻撃陣が積極的に勝負を仕掛けてシュートを撃つ、ハツラツとしたプレイが目立ってとても気持ち良い戦いぶりだった。まあ、マンUが軽くアクセルを踏んだ攻撃をするとあっさり突破されたり、それに比べるとまだまだゴールまでの無駄な手数が多いとは思うが、Jリーグ勢の基礎レベルの高さという点は世界にアピールしたのではないだろうか。
しかし横浜での試合でも書いたけど、Jリーグ勢はやはりこういうレベルの相手ともっと試合が出来るようにしたいよね~。おそらく今回の試合で南野を初めて知った人は多いだろうし、マスコミや一般層へのアピールと、選手の経験レベルの両方でメリットがあるだけに、余計に何とかならないかと思ってしまうのだが・・・ただし、ベンチにいる香川のアップ連発としつこい香川のゴールリプレイは勘弁だけど。

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