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ツール・ド・フランス2013 第15ステージ

ツール第2週目最大の山場である、「死の山」モン・ヴァントゥー頂上ゴールは、やはりと言うか当然というか、フルームが他を寄せ付けない上りの強さを見せつけての圧勝に終わりました。
コンタドールは、せっかく第12ステージでチーム一丸となってもぎ取った1分10秒の差をあっさりひっくり返され、1分40秒の差を付けられてのゴール。それも、アシストのクロイツィゲルに引かれての情けない姿を晒してという形だったので残念度合い2倍という感じですね・・・
これまでの実績から見ても、コンタドールが完調ならばアシストに引かれる姿というのはまずあり得ないですし、そこにエヴァンスはだいたい最後の方までシッティングで付いて行っていたわけで、返す返すもフルーム以外のエース達がことごとく調子を落としてしまっているのが残念です。
しかし、その部分を差し引いたとしてもフルームの上りの強さは圧倒的ですね。アームストロングが薬の力を使ってでさえスパートした後には必ずタレてしまう時間帯が来ていたのに、フルームの場合はハイペースを長い距離の間ずっと維持し続けられているのが最も大きな違いですね。
このままだと、3週目の山岳でもフルームに強さを見せつけられてツールが終わってしまいそうですが、どこかでライバル達にはチーム力だけではなくて、個人の力でせめてもの意地を見せて貰いたいものですよね。

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