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ツール・ド・フランス2013 第9ステージ

昨日の休養日明けの第10ステージは、翌日のモン・サン・ミッシェルゴールのタイムトライアルに備えて各チームがスローペースで、ゴールまで起きてられなかったので第9ステージの雑感。とは言え、このステージも日曜の疲れで寝落ちしたので早回し&飛ばし飛ばしでの観戦。
第8ステージのアクストロワドメーヌでライバルを叩きのめし、エースのフルームともども強さを魅せつけたチームスカイでしたが、この日は序盤からガーミン・シャープが積極的にアタックを仕掛けると、前のステージで2位になったリッチー・ポルトを始めとして、スカイのアシスト陣が次々に脱落、早々にフルームは丸裸にされてしまいました。
しかし、そのチャンスを活かそうとしたのはモビスターチームのみで、クインターナが最後の上りで何度か仕掛けはしたものの、コンタドールやエヴァンス、ホアキン・ロドリゲスといったエース級は動かず、フルームもクインターナを抑えるだけで良かったために、さほどの脅威を受けずに済んでしまいました。
コンタドールの談話では、最後の峠からゴールまで30kmの距離があるために上りで差を付けても縮められる可能性があったのと、今日のタイムトライアルのために力を温存する事を選んだと語っていましたが、好調時の彼からするといかにも消極的な作戦でちょっとガッカリしましたね。例えゴールまでに追いつかれても上りで差を付けることによって、チームスカイに動揺を与えて後半戦に勝負するやり方もあったはずです。
まあ、その選択が正しかったかどうかも今日のタイムトライアルでの結果が全て。ドーフィネではライバルに水をあける事が出来たフルームですが、ここまでの調子の整え方やマイヨ・ジョーヌの精神的な重圧が影響しないとは限りません。上りの一発に強いバルベルデあたりが上位に食い込むと今後が面白そうになるだけに、何とかライバル勢は意地を見せて欲しいですね。

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