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イタリアと日本の友好のために

今日2度目のエントリーですが、久々に(?)とある読者の方から良いご指摘をいただいたので、この場で回答させていただきます。

お聞きしたいのですが、6/20の記事ではカウンターサッカーにするべきと書いてあるのに、6/21ではそのことについては言及していませんが、今後日本はカウンター+パスサッカーの二つを極めてW杯で戦うのが良いということですか?

本当は、得意とするサッカースタイルを2つ以上持つのが強国の証ではあるのですが、残念ながら日本が来年までにそこまでの余裕が出来るとは思えないし、現時点でザックはパスサッカーに賭ける腹づもりは固まっていそうなので、カウンターサッカーに変わる事はほぼ無さそうです。
もちろん、日本の未来を考えると2010年のような戦い方をするのは残念極まりないですし、本田を筆頭に選手もそれを良しとはしないでしょう。ただ、昨日のイタリアに善戦したからといって、このまま本番でも上手く行くとは限りません。
実際にコンディションの悪い状況ではブラジルにコテンパンにやられましたし、現状では怪我などで本田や香川、遠藤が不在になった時に、同じクォリティのサッカーが出来るとも思えません。そうなると、やはり持ちうる手段がパスサッカーだけでは3連敗のリスクは拭えないでしょう。
個人的には、チャレンジしての3連敗なら仕方がないと割り切れると思います。でもマスコミや世間はそうではありません。グループリーグ敗退という結果だけでザックが石もて終われ、その功績や手腕が無かった事にされ、トルシエと同じく黒歴史にされてお終いでしょう。それはザック自身にもイタリア国民にも申し訳ないし、あのトルシエ後の4年間のように、その先の日本サッカーにも暗い影を落とすでしょう。
そう考えると、どちらかと言うと理性よりも感情の点でカウンターサッカーを考えても良いんじゃないかと思ってしまうんですよね・・・その意味でも、メキシコ戦でそういった杞憂が無駄である事を見せて欲しいですよね。

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