サイトアイコン 旧閑ガゼッタ

2012-2013シーズン海外組通信簿 ドイツ編その2

先週末はイベントごとが重なり、夜はガッツリ寝落ちしてしまってサッカーを見ておりません。なので、通信簿の続きをやります。
 
岡崎慎司 40点
昨シーズンはリーグで7得点を挙げ、今期は飛躍が期待されたにも関わらずリーグ1得点という残念な結果に。
怪我の影響もあって出場機会が少なく、動き出しにパスを合わせてくれる選手がいないと持ち味が半減する岡崎にとっては負のスパイラルに嵌ってしまったと言えるが、それでも試合中1度はあった絶好期に決められない事が多かったのも事実。
代表では決定力があるのに本当に不思議と言うか、何か祟られてるかもしれないレベルなので、そろそろ環境を変える事を考えてもいいのかもしれない。
 
酒井高徳 60点
代表では準レギュラーの座を物にし、ドイツではすっかりシュツットガルトのレギュラーとして厚い信頼を勝ち取っている状態は喜ばしいのだが、今期はELにも使われ続けで疲労が蓄積しているせいか、後半戦は雑なプレイが目立つようになり、最後はナイスなオウンゴールも決めてしまう残念な幕切れになってしまった。
前年に較べても全体的にはプレイがそれほどレベルアップしたようにも見えないので、彼も環境をぼちぼち変えてみるのがいいんじゃなかろうか。ところでミランの噂はどうなった?
 
酒井宏樹 50点
右SBの同ポジションにクラブの大黒柱であるチェルンドロがいるためベンチが定位置、彼が怪我をした時でさえシャヘドが先発で起用されるなど、すっかり戦力外同然の扱いに成り下がって非常に心配されたが、終盤に右SHで起用されたとたんにチームNo.1のクロス数を記録するなど大活躍。ようやくブレイクの兆しが見えるようになった。
が、SBで起用されなかった原因である、間合いを開けてしまって簡単にポストされたり、不用意に上がって裏を取られたりという守備のポジショニングの欠点が解消されたわけでは無く、代表では2列目の選手は超激戦区なので、このままMF起用が定着してしまうのは大変困る。ザックさん、コンフェデの間にコーチングよろしく頼みます。
 
宇佐美貴史 30点
バイエルンではほとんど出番がなく、今期移籍したホッフェンハイムでの出場機会増加が期待されたシーズンだったが、バベル監督が解任されてクルツ監督になってからはすっかりお呼びがかからなくなってしまい、今期での退団が決定してしまった。
原因ははっきりしていて、ちょうどザックが代表発表の際で会見で使った「インテンシティ」の不足に尽きる。攻守の切り替え、運動量、球際の弱さといったフィジカル面が全て欧州のレベルに達していない。そういう体質なのか、愛妻料理をたらふく食べているはずなのにさっぱり体格がごつくなっていないのも不思議。才能は早熟だがフィジカル的には晩成タイプなのかもしれない。
本人はドイツでの移籍を希望しているらしいが、まだ年齢は若いんだし一度Jリーグに戻って来て試合勘を保ちつつ、体が出来上がってきたらまた欧州を目指してもいいんじゃないかと思う。
 
大前元紀 30点
デュッセルドルフへの移籍を果たすものの、チームは明らかに力不足で今期は二部に逆戻り。そういう中で大前も7試合の出場に留まったのは残念。
ただ、宇佐美の場合とは違って大前は完全移籍での獲得であり、クラブとしても短期での結果にはこだわっていないはず。乾のように二部で活躍してもらい、きっちり経験を積んでまた一部の舞台に這い上がってもらいたい。
 
金崎夢生 10点
彼も一応はニュルンベルクに完全移籍したのだが、リーグ戦の出場はわずか4試合に留まり、クラブは放出をするのではないかとの噂が出ている。
少ない出場機会を見る限りでは、宇佐美とは別の意味でのインテンシティ不足で、サイドで突破した時だけは可能性が垣間見れるんだけど、それ以外のボールキープや守備といったコンタクトを要するプレイがほとんど出来ない。これでは使われないのも仕方ない。でも古巣の名古屋は移籍金を払ってまで取るかなあ・・・
二部の選手に関しては省略。

モバイルバージョンを終了