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「イングランドらしからぬ対戦」イングランド・プレミアリーグ サウサンプトン-ウェストハム

ともにチャンピオンシップから昇格し、今期は同じ勝ち点37と中位につけて、この試合で勝利したほうがほぼプレミア残留が決定するチーム同士の試合は、1-1の仲良くドローに終わって決着は持ち越しとなった。
ウェストハムは、これがサウサンプトンと勝ち点も同じならサッカーのスタイルも良く似ていて、コンパクトなディフェンスと忠実なプレス&フォローでサウサンプトンに攻撃の時間とスペースを与えず、ボールを奪ったらリヴァプールから移籍したキャロルや、右ウイングのヴァス・テに素早くパスを送って攻め切るサッカーが機能し、非常にサウサンプトンを苦しめた。
サウサンプトンは、ターンオーバーなのか何故か現在絶好調のロドリゲスが控えで、代わりにラミレスが先発にはなったのだが、後半14分にドリブルから抜けだして先制点は決めたものの、いまいちプレイに安定性を欠いた出来で穴埋めにはならず。そして今までならロドリゲスも前線で基点になれていたのに、それが無くなったことでエースのランバートへの負担が大きくなり、ウェストハムの守備陣を楽にさせてしまった。
ラミレスの先制点後は、アウェイのウェストハムに勢いが出て来てしまってキャロルのFKで同点にされ、ようやくロドリゲスを投入して何とか試合を押し返したものの、リードするまでには至らず終了。内容からすると妥当なドローではあったが、ロドリゲスの出し惜しみで勝ち点を落とした感は残る。
吉田については、ハイボールにかぶってキャロルにフリーでシュートを撃たれるやらかしはあったが、ゴールを外れて命拾い。それ以外の場面では、コンパクトに守る相手に対してしっかり縦パスを通し、全体的には及第点の出来かなと。今期中には得点を上げられるかな~(笑)

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