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「ルールダービーで2アシスト!」ドイツ・ブンデスリーガ第25節 シャルケ-ドルトムント

二度の肉離れからようやく復帰、しかもドルトムント相手のルールダービーという事でプレイの出来が心配された内田だったが、何とシャルケの全得点に絡む2アシストを決めるMOM級の働きという素晴らしい結果を叩きだした。
CLシャフタール戦をこなして疲労が見えるドルトムントに対し、シャルケはフンテラールら前線にボールが入ると各選手が思い切って攻め上がり、縦へとつなぐパスワークで前半を圧倒。内田も持ち前のフィードから鉄板のファルファンとのコンビネーションでオーバーラップを仕掛け、ともにダイレクトでドラクスラーの足元とフンテラールの頭にピンポイントクロスを上げて見せた。
しかし後半になるとクロップ監督は出来の悪かったフンメルスに代えてシャヒン、グロスクロイツに代えてロイスを入れ、ベンダーをCBに下げる超攻撃的なフォーメーションを仕掛けて来ると、今度はドルトムントが内容で圧倒する。
マイボール時にはほぼ2バック状態と言えるほど両SBが高く位置取り、シャルケがボールを奪っても凄まじい勢いでハイプレスを仕掛けるドルトムントの猛攻で、59分にはあっさりDFラインを破られレヴァンドフスキに決められて1点差。シャルケはフンテラールが怪我で退いたために全く前線でボールが収まらなくなり、これは同点も時間の問題かと思われた。
が、ドルトムントは味方の至近距離からのシュートに対してゲッツェが当たってしまうなど運が無く、終盤になると逆にシャルケがカウンターからいくつか決定機を作るなど勢いを盛り返し、そのままスコアは動かず試合終了。これでシャルケは暫定ながらCL予備選圏内の4位に浮上した。
内田については、後半はさすがに攻撃の回数が減り、ヘディングのクリアが短くてプレゼントパスになってしまった場面もあったが、ルールダービーに先発起用する監督の信頼にしっかりと答えることが出来た。来期の放出要員じゃないかという報道もあったが、この出来が続くなら問題は無いだろう。つーか、ヨルダン戦は招集を断っていいんじゃないだろうか。

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