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「これぞ心を整える」ドイツ・ブンデスリーガ第23節 マインツ-ヴォルフスブルク

今日と明日は大人の遠足に行くので、長谷部のプレイについての雑感のみで。
事もあろうにGKベナーリオが最前線にいる相手のFWにパスしてしまうという、前半5分の超絶ボーンヘッドで不幸な先制点を許してしまったヴォルフスブルクだが、その後はアウェイにも関わらずほとんどチームは慌てず、1点を取って追いついた後は終始試合をコントロールして勝ち点1を確保した。
その中でも長谷部の落ち着きは群を抜いており、右SBでのプレイになったのだが2人に囲まれてもボールをしっかりキープしつつ味方につなぎ、時にはタイミングの良い攻め上がりでアクセントとなり、ヴォルフスブルクの得点場面では、ゴール前を横切って走るポラークの動きを見逃さず絶妙のタイミングで縦パスを通し、ナウドのゴールをお膳立てした。
そして後半はほとんど攻め上がらず、常に相手のサイドプレイヤーを視野に入れながらDFラインと強調した動きできっちりと守りきり、長友がミラノダービーの前半でやるべきだった「整った」守備のお手本を示していた。
ただ、本人的にはSBとしてのプレイは本意じゃないだろうけど、こういう出来が維持できるなら使われ続けるのは確実で、海外日本人選手の怪我や調子の悪化が目立つ中、キャプテンにはヨルダン戦に向けてちゃんと心身の調子を整えてもらわないとね。

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