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2013年のサッカー界を占う

天皇杯が終わってJリーグは完全なシーズンオフ、ドイツやロシアはまだウィンターブレイク、高校サッカーは1週間のインターバルと、サッカーファンにとって1年でこの時期が一番暇ですよね。
と言う訳で、2013年のサッカー界を占うと称しまして、最近のウチにしては珍しく総括的なエントリーを書いてみます。
1.ブラジルW杯アジア最終予選&コンフェデ
やはりまずはA代表から。とは言え、最終予選を突破するのは文字通りの時間の問題で、さっさとヨルダン戦でケリを付けてもらった後のリファクタリング、すなわちアジア仕様の戦術から世界仕様の戦術へのシフトチェンジが第一、そしてバックアップと次世代のメンバーを見据えた若手の登用に着手しなければなりません。
その上で重要になって来るのがコンフェデ。W杯まで残り1年というロードマップを考えても、格上相手に全力で戦える機会はそう多くないと思うので、試すべきことは全部やり切って欲しいものです。
2.海外組の活躍
ミネキ氏が何を言おうとも(笑)、海外組を応援するという私のスタンスに変化はありません。
しかし今朝も、横浜FCユースの木下君がブンデスリーガ・フライブルクへの移籍が決まったというニュースが入ってきて、もはやとても全員を追い切ることが出来ず嬉しいやら悲しいやら。つーか、スカパーフジが放映権を握ってて毎節3試合ずつぐらいしか放送してくれないんですけどね・・・
その中でも注目したいのは、やはり香川の動向。チームスタイルとまだ決定的に齟齬がある状況で苦しんでますが、ここから自分をチームに合わせるのか、チームを自分に合わせるのか。後者を選んでもドルトムントのようには行かない事は確実なだけに、覚悟が問われる1年になりそうです。
3.Jリーグ改革
何だかんだで順調な代表と海外組に比べ、明らかにジリ貧スパイラルに陥っているのがJリーグ。
海外組のレベルアップで代表が強くなっても、そこにJの選手がいないというジレンマは、今後も解消される見込みは薄いでしょう。それだけに、リーグ単体での自立が不可欠です。リーグのプレミア化やJ3構想、クラブ収入の裁量権拡大、東南アジアへの展開など、いろいろと興味深いアイデアは出ているようです。悪名高き秋春制にしても、利点と欠点、採用コスト、将来の見通しといった点について検討する事自体はやるべきでしょう。
幸い、アベノミクスで日本経済はようやく一息つける状態になって来ているので、各クラブの営業さんにも頑張っていただきたいところです。
まだまだ注目点はいろいろありますが、今日のところはこれまで。また機会があれば(&気が向いたら)、続きを書いてみます。

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