2012年12月

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「フランクフルトの強さは本物か?」ドイツ・ブンデスリーガ第17節 ヴォルフスブルク-フランクフルト

マガト監督解任で長谷部が先発復帰、そこからチームも復活基調にあるヴォルフスブルクと、乾の復調に呼応して上位の座を固めつつあるフランクフルトという注目の対決だったが、前半16分のジョズエの一発退場によってあっさりと勝負はついてしまった。 とは言え、フランクフルトはアウェイでありながら同数だった時間帯でも優位に試合を進めており、ヴォルフスブルクが1人少なくなってからはほぼ完璧に試合を支配するなど、総合 […]

「サンパウロはお祭り騒ぎ」FIFAクラブW杯決勝 コリンチャンス-チェルシー

試合後に、チェルシーのルーカス・ピアゾンが「ブラジル人だけが本気だった」と発言して物議を醸し出しているが、さすがにチェルシーとて負けていいとは思わなかっただろうが、勝利への執念という意味ではコリンチャンスに及ばなかった事が、運をつかめなかった理由の1つである事は確かだろう。 チェルシーは、前半にあった3度の決定機のうち、1つでもモノにしていれば後は守ってカウンター狙いで逃げ切れたのかもしれないが、 […]

「これがカテゴリーの違い」天皇杯4回戦 ジェフ千葉-福島ユナイテッド

こういう試合を見ていていつも思い出すのは、かつて中田がいたころのペルージャが来日してセレッソと行った親善試合の事である。 その時のセレッソは、時差ボケと観光気分で動きが悪いペルージャに対し、森島率いる攻撃陣が攻めに攻め立てて何度も決定的なチャンスを作るのだが得点だけがどうにも決まらず、逆にペルージャは数少ないチャンスをしっかりモノにして終わってみれば0-2にの完敗になってしまった。 中田とラパイッ […]

今週末は久々の信州ダービー

特にネタがあったわけではないのですが、どうもびりけんさんからのメールはサイトで紹介しないと何かピンと来ないような気がするので、今回も晒してしまいます(笑)。 お久しぶりです。海外生活がもうすぐ三年目に突入しますが、この場所のサッカーは全く琴線に触れないですね。世界的なビッグネームとか日本人監督とかもいるのに。 時差の関係で代表戦も見れないことのほうが多く、見るよりやるほうが楽しくなってしまって20 […]

「CSKAへの惜別弾?」ロシア・プレミアリーグ第16節 CSKAモスクワ-モルドヴィア・サランスク

ロシア・プレミアリーグを見ない人には多分想像がつかない事だとは思うが、リーグにいるチームの平均レベルを見ると、下手をするとドイツやプレミアよりも上なんじゃないかと思う時がある。 この試合でCSKAが対戦したモルドヴィアは、昨シーズンは下位リーグにいたチームで、現時点でリーグ最下位に沈んでしまってはいるのだが、Jリーグを思わせるような丁寧に素早くパスをつないで攻撃をして来るチームで、CSKAは勝った […]

「カレンと大津の日本人2トップが実現」オランダ・エールディビジ第16節 VVVフェンロ-フィテッセ

昨日はCWCの広島対蔚山の試合があったんだけど、すっかり録画を忘れてしまっていたので、カレン・ロバートと大津がアベックゴールを決めたフィテッセ戦を鑑賞。 すっかりカレンの1トップで守りまくるスタイルが定着してしまったVVVは、この試合でも相手ボールにはカレンが自陣にまで下がるほどのベタ引きサッカーを敢行。しかし、PA内まで下がりすぎた守備では当然守り切ることは出来ず、案の定10分という早い時間にミ […]

「やっぱり下位の6ポイントマッチ」イングランド・プレミアリーグ第16節 サウサンプトン-レディング

共に今期チャンピオンシップからの昇格組で、現在18位と19位で残留争いを行なっているライバル同士の対戦。 似た順位のチームでの直接対決は、1試合で買ったほうが勝ち点3を得るのに対し、負けた方は勝ち点3を得る機会を逸するために、「6ポイントマッチ」と呼ばれるわけだが、これでサウサンプトンは1試合少ないレディングに対し勝ち点6の差(昨日、レディングが延期分の試合に負けたので同試合数で勝ち点6差のまま) […]

「これこそまさに戦術長友」イタリア・セリエA第16節 インテル-ナポリ

現在リーグ2位の強豪ナポリとの、前半戦のクライマックスと呼べる直接対決は、インテルが前半にシュート2本で効率良く挙げた2得点を最後まで守りきり、ナポリを抜いて2位に浮上する大きな勝利をものにした。 この試合を見ていて面白かったのは、試合全体の経過や内容よりも、ストラマッチョーニ監督による長友の戦術的な使い方であった。巷では、1人のエースにとにかくボールを集めて、彼が攻撃をどうにかしてくれるのを待つ […]

「酒井はブンデス&人生初の退場」ドイツ・ブンデスリーガ第16節 シュツットガルト-シャルケ

シュツットガルトは木曜のELから中1日、しかも岡崎とクヴィストを欠く布陣、シャルケもCLアウェイモンペリエ戦をこなしての試合とあって両チームとも低調な内容、正直見ていて眠気を催すような試合であった。 シャルケは、守備の要であるクヴィストのいないシュツットガルトの中盤を支配し、サイドから攻め込もうとするのはいいのだが、フォーメーションを4-4-2のダイアモンド型にした影響もあるのか、フンテラールは消 […]

「既に主力の風格」ヨーロッパリーグ グループH インテル-ネフチ・バクー

既に最終節を待たずして2位通過が決まっているインテルのヨーロッパリーグ最終戦。当然ながらガチガチのターンオーバー試合になるわけだが、さらにストラマッチョーニ監督は4バックの前全員を20歳以下の選手にするという思い切った起用をしてきた。 4バックも、年こそ食ってるがペレイラ、カンビアッソ、サムエル、ジョナタンという本来のスタメンポジションはサムエルだけという布陣で、前線に至ってはかろうじてサブと言え […]