「大津はカレン・ロバートに代わるのか?」オランダ・エールディビジ第15節 ズヴォレ-VVV

前線総取っ換えの荒療治で、リーグ戦連勝を飾ったVVVだが、やはりここに来て2試合勝ち無し、残留争いのライバルであるズヴォレに対しても、相手が決定機を3つフイにしてくれたおかげのスコアレスドローと、またいつもの低空飛行に戻ってしまった様子。
この試合でのVVVは、ホームのズヴォレに対して相変わらず守備的に戦い、1トップのカレンが何とかロングボールをものにしようとするのだが、2列目以降のフォローが全く無い状態では、オランダではフィジカルもスピードも飛び抜けたものがあるわけではないカレンではどうしようもなく、ボールを奪われてはめげずに相手DFのボール回しを追いかける場面ばかりになってしまった。
そんな両チームのサポーター以外の人間にとってはひたすら眠たくなる、ぶっちゃけ試合内容など書きようがない展開ではあったが、73分に大津祐樹が入ってからは少し目が醒めた(笑)。その大津は、今までのような左ウイングではなくて、カレンと代わって1トップの位置に入る起用で、カレンと同じくフィジカルでは厳しい戦いを強いられてはいたが、柔らかい足元を活かしてのキープからスルーパスを出してみるなど、五輪でも見られた持ち味を少し出せていたように思う。
ここまでVVVは5試合ほど同じメンバーで試合しているし、守備に走り回っている試合ばかりなだけに、そろそろターンオーバーして行かないと到底もたないはず。大津には少ないチャンスで何とか結果を出してもらって、ウインターブレイク明けにまた先発復帰できるように期待したいね。