「ルールダービーをアウェイで勝利!」ドイツ・ブンデスリーガ第8節 ドルトムント-シャルケ

昨日はとあるイベントがあって疲労困憊状態なので軽く。
ドルトムントのホームであるスタジオ・ジグナル・イドゥナ・パルクで勝利という、シャルケサポーターにとっては堪えられない結果になったわけだが、シャルケが良かったと言うよりはドルトムントの出来に大きく助けられた勝利だった事は確かだろう。
ゲッツェ、ギュンドアン、クバ、シュメルツァーといった主力が軒並み欠場したドルトムントは、SB不足を3バックという奇策でカバーしょうとしたのだが、シャルケの先制点はその3バックの横のスペースを突く形で内田がオーバーラップ、そこからつないだクロスのこぼれ玉をアフェライがダイレクトで決めたもので、ドルトムントにとってはそれが完全な裏目に出てしまった。
後半になってから4バックにした事でドルトムントはやや盛り返し始めたが、シャヒンがいなくて香川が孤立、とか言ってた頃が懐かしくなるぐらいに前後分断状態で、ロイスはほとんど中盤の組立に参加しようとしないし、レヴァンドフスキはセットプレイから点は決めたものの、流れの中ではほぼ孤立と、昨シーズンまでのようなドルトムントらしさが全く感じられなかった。
それで焦りがあったのか、後半早々に守備陣がセンターラインより前に出てしまってオフサイドが取れなかった隙を突かれ、シャルケに流れるようなカウンターから2点目を食らってしまった場面を見ると、どっちがドルトムントなんだという感じだった。
内田については、一度ロイスに振り切られてシュートを打たれた場面はったものの、後半のドルトムントの猛攻に2度体を張ったクリアを見せるなど、総じて攻守に良く奮闘していたように思う。特に、オーバーラップのタイミングが切れていて、最近の充実ぶりが伺えた。代表では高さ対策のために酒井が使われる事が多かったが、トータルではまだまだ内田のほうが安定感があるなと思った。