ツール・ド・フランス2012 第18・19・20ステージ

先週末は旅行に行ってたので、久々の更新でと言う事でまとめて。
18ステージは、最後の逃げ場という事で期待通り新城選手が逃げグループに乗れたのですが、残り少ないスプリンターにとってのステージという事でメイン集団も必死にローテーションを回して追いつき、最後は今年のツールではいまいち影が薄かったカヴェンディッシュがきっちり勝利。
19ステージの個人タイムトライアルはまだダイジェストでしか見てませんが、総合トップのウィギンスが圧倒的な強さで有終の美を飾る勝利。
そしてシャンゼリゼゴールの20ステージは、ウィギンスの引きで万全の体制を整えたチームスカイのトレインからカヴェンディッシュが発射、早めのスパートを物ともせずカヴェンディッシュが前人未到4年連続となる最終ステージ優勝を成し遂げました。
スカイによるスカイのためのツールとなった感がある今年ですが、それにも増してウィギンスは強かったですね。山岳をイーブンペースでこなしてクライマーに着いて行き、タイムトライアルで圧勝するスタイルは、かつてのインデュラインを彷彿とさせます。
ただ、今年については山岳頂上ゴールが少なくてタイムトライアルが長いステージ設定で、ライバルに強力なクライマーがおらず、と言うか最強のクライマーがアシストのフルームだったので(笑)、かなりウィギンスにとっては恵まれた展開だったのは確かでしょう。
来年には山岳大得意のコンタドールが復帰して来るでしょうし、野心を隠そうとしなかったフルームが別チームに移籍するような事になると、一気に戦国時代へと突入する可能性があります。個人的にはサガンが体重を落として総合狙いをすると面白いと思ってますが・・・
来年こそは新城選手にステージを取ってもらいたいですし、フランスのロランやピノといった若手も経験を積んでさらに上位を狙って来るでしょうし、来年も熱いツールになりそうですね~。