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「五輪でも西村劇場は開幕するのか」J1第18節 清水エスパルス-柏レイソル

昨日はツール・ド・フランスが休息日だったので録画ストックの中からこの試合を観戦。
試合を見る前には結果の点数は知っていたけど、点が入った時間までは確認していなかったので、まさかこんな展開になっていたとは思わなかった(笑)。
序盤から西村主審が神経過敏気味にカードを連発していて危ない雰囲気だなと思ったら、12分に那須が微妙なハンドを取られてPK。それを小野が外してしまったと思ったら、33分には今度は岩下が完璧なハンドで柏にPK、さらに4分後には栗澤が大前を蹴ったように見える判定で清水にPK、前半終了間際には岩下が相手のドリブルを倒して2枚目のイエローで退場という横暴ぶり。
西村主審の演出劇はこれに留まらず、後半に清水がFKから高原が逸らせたゴールと、レアンドロ・ドミンゲスのプレゼントパスからアレックスが決めて10人少ないにも関わらず2点を決めてアウスタの観客は大興奮。
その後も、柏の怒涛の攻撃に対して清水はゾーンを懸命にスライドしつつ耐えていたのだが、吉田のひじがジョルジ・ワグネルに入り、ジョルジ・ワグネルが報復行為で両者が退場、10人対9人になった事が試合の運命を分けてしまった。
清水はどうやってもゴール前に飛び込んで来る柏の選手に対して数的不利の状態になってしまい、数え切れないぐらいのクロスを浴びてとうとう工藤に2点目を決められると、88分の那須のクロスを林が弾いたこぼれ球を押し込んだ橋本のゴールで同点にされると、清水の選手はピッチにへたり込んでしまった。
それでも、清水はロスタイムに決死のカウンターを仕掛け、最後は杉山がシュートを放つものの菅野がビッグセーブ、杉山とアレックスが倒れている間に逆襲を食らって、最後は水野が押し込んで柏が逆転。その後もダメ押しを食らって柏が大逆転勝利を飾った。
清水は小野のPK失敗と、前半のうちに3度はあった決定機を決められず、岩下が軽率なプレイで早々に退場してしまったハンデにもめげずに、3点をもぎ取った清水の粘りは素晴らしかったし、最後まで気を抜かずに攻めきった柏の集中力も良かったが、そういう選手の頑張りがあっただけになおさら西村主審が試合をコントロール出来ていればと思ってしまう。
西村主審は五輪でも笛を吹くことになっているらしいが、こういうカードとPKを序盤に乱発して後に引けなくなってしまうような判定では、オーストラリア戦でのカリル・アル・ガムディ主審の事は笑えない。くれぐれも日本サッカーの代表として、五輪という舞台ではこんな過剰演出はかんべんしてもらいたいところである。

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