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今日はニュージーランド戦、と言う事でロンドン五輪の展望

今日、ロンドン五輪代表の壮行試合であるニュージーランド戦が行われるとあって、徐々に関塚ジャパンへの注目度が高くなってきつつあるので、五輪本番を見据えた展望を書いてみたいと思います。
まず何と言っても重要なのがグループ初戦のスペイン戦でしょう。スペインはユーロを制したメンバーも含まれている、グループ最強というか金メダル最有力候補であるが故に、負けて当然の相手ではあるのですが、トーナメント初戦で負けたチームはグループ突破の確率が極めて低くなる事が実証されているだけに、ここで勝ち点1を取れるかが大きなポイントになって来ます。
そのために必要なのが、バイタルを埋めるアンカーを入れた4-1-4-1での戦い方をマスターする事。アンカー役が村松になるか山口になるかは分かりませんが、CBとの3人のブロックでどこまでスペインお得意の中央突破を阻めるかが重要になって来るのは確かでしょう。
ただ、このフォーメーションは本番前の親善試合の中でも今日のニュージーランドやベラルーシ相手では守備練習にならないので、渡英してからの7/21に行われるメキシコ戦が唯一の実戦テストになってしまいます。そこで守り切れないようだとスペイン相手には白旗を上げるしか無いでしょうね。
そう考えると、組織練度を考えれば五輪全戦を4-1-4-1で戦う事にしてしまってもいいぐらいだと思いますが、日本は2列目の攻撃陣がやたらと豊富だけに、宇佐美らを中盤の守備でハードワークさせるだけの指導力が監督に無いとそれも厳しいかなと。つーか、ぶっちゃけ関塚監督じゃ無理と言ってるようなもんですが(笑)。
もう一つのポイントは、攻撃陣に連動した守備組織の構築が出来るかどうか。トゥーロンでザル守備だったのはCBの能力不足もありますが、0トップで自由に動き回る攻撃陣と、後ろの守備陣が完全に分断されて、守備で個人能力勝負に晒されてしまった事が大きいです。
世界相手では日本の若手がどうやっても個人だけの守備で勝てるはずが無いので、攻撃陣のポジションチェンジに守備が連動してプレスをかけて行けるような連携を取らないと本番でも失点は避けられないでしょう。まあ、それについてもザックならともかく、関塚監督は川崎での実績がしっかりあるので(苦笑)相当不安はありますが・・・
とにかくまずはスペイン戦ですね。そこで勝ち点1以上が取れれば予選突破の期待は出て来ますが、大敗してしまうとメンタルで立て直せずに全敗もあり得ると思います。スペイン戦は放送の時間帯もゴールデンタイムなので、北京の悪夢再現でサッカー人気をしぼませないためにも、とにかく良い試合を期待したいですな。

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