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「本田は復帰したものの・・・」ロシア・プレミアリーグ第40節 ディナモ・モスクワ-CSKAモスクワ

ここ最近は仕事が多忙で1.5倍速で試合を見ざるを得ず、スカパー機材の故障でCLが見れずモチベーションも落ちているので雑感のみでお茶濁し。
来期から秋春制に移行する過渡措置で、今期は非常に長いリーグ戦になっているロシアプレミアリーグは、残り4試合を残して早々とゼニトが優勝を確定し、CL出場枠残り1席を6チームで争っている激戦となっている。
しかし本田が属するCSKAモスクワは、エースFWのヴァグネル・ラヴが冬に移籍し、本田やアキンフェエフなどのレギュラー陣の怪我が相次ぎ、ここ8試合で1勝しか出来ていない絶不調。そしてこの試合も内容的には全くさっぱりで本田の復帰はほろ苦い結果になってしまった。
何しろ、CSKAは味方がボールを持っても周りの動き出しがほとんど無く、ネチドのキープ力は弱いしドゥンビアも前向きでボールを持ってナンボの選手。そして2トップへのサポートが極めて鈍いのでCSKAは序盤から全くボールを前に運ぶことが出来ない。
そうなると勝手にチームを仕切りだしてしまうのが本田らしいところで、前半途中からほとんど中に入りっぱなしになって基点作りの役目に専念し始め、仕方なくSBナバブキンが本田が開けたスペースに上がったままになり、ほとんど変形の3バックのような布陣になってしまった。
後半になると、その本田のスクランブルにスルツキ監督も折れたのか、本田がボランチになってネチド1トップの4-2-3-1のような形になり、最初のうちは前半とは見違えるようなサイドからの分厚い攻撃を見せて、これは!と思ったがその勢いも長続きせず、最後の決定機もオリセーが2度もシュートをGKに当てて無得点での敗戦。結果こそ最小得点差だったが、アキンフェエフの超人的なセーブがなければ3-0ぐらいで終わっていた試合だった。
本田については、怪我明け初戦の上にチームがこれだけ動いてくれないのではどうしようも無いと言ったところか。まだプレスを怖がったり、ボールを受けてからの判断に迷いがあるなど、試合勘も振り出しに戻ってしまった様子。
まあ、この夏には間違いなく移籍はするはずで今更チームがCL出場権を得ようが得まいが本田にはどうでもいいのだろうが(笑)、最終予選の事を考えるとリハビリに充てられる期間がリーグ残りの4試合しかないわけで、そう考えるとあまり笑ってもいられないなあと思う次第。

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