AC長野パルセイロの昇格は2016年までおあずけ?

昨日は飲みがあって帰ってからは試合を見ずにグースカ寝てしまい、本田の移籍も決まらずに今日は更新をサボろうかと思っていたのですが、そういう時に限ってタイミング良くびりけんさんのメールが来るもので。
さては、こちらの生活を盗撮してますね?(笑) と言う戯言はさておき、私も既にニュースで知っていたパルセイロの準加盟審査結果について。

こっちは旧正月休みですが、新年早々終わってるニュースが飛び込んできました。
http://www.shinmai.co.jp/soccer/2012/01/16-2.html
長野パルセイロのJ2昇格は、最速でも4年後という試算だそうです。
ゼネコン市長(息子はパルセイロの取締役)は国から補助金をたかる気満々ですが、未曾有の震災に苦しみ、消費税の増税が秒読み段階に入っている日本で、災害対策でもなんでもないスタジアム建設に60億がぽーんと出ると思ってるなら「市長、特老が待ってますよ」と言わざるを得ない。
この人たちの頭って本当にオリンピックバブルで止まってるんですね。
簡単に4年と言っても、それまでチームの体力が持つとは到底思えない。ダービーというコンテンツもないし、JFLに止まってチーム力や知名度を上げたところなんて聞かないし。
「Jに行くにはスタジアムを新設しなければならない」というすり替えがはびこってますが、アルウィンは長野県の持ち物なんだから堂々と使えばいいのだし、長野市で試合がしたきゃ年に一回プロ野球が興行するだけのオリンピックスタジアムの芝を張り替えさえすればいいだけなのです。
しかしサポーターの側でそれを模索しようとすれば市長がへそを曲げてしまい、市の支援を取り下げ、準加盟すらできなくなってしまう。
この4年という歳月は、パルセイロがJに上がるために必要な期間などではなく、財界が旨味を吸い上げるために費やされる時間の浪費というわけです。
チームとしては「好成績を挙げれば時間が短縮されるかもしれない」という方向に持って行きたがってるようですが、かつて横浜フリューゲルス消滅の際に署名が集まれば云々と言った川渕某の厚顔無恥を思い出します。(思えば長野の監督も松本の監督もフリューゲルスOBです)
(最低でも)4年という時間を少しでも短縮し、今いる選手たちのほとんどがピークを過ぎてしまう前にJに行きたいのなら来年行われる市長選でまともな人を選出、まっとうな形での支援を願い出るしかないと思うのですが、現市長にキンタマ握られてる長野サポにその勇気はあるでしょうか? 
今のパルセイロが、サポ以外のほとんどの市民からそっぽを向かれている、興味すら持たれていないという事実だけは、書き添えておきます。
自分が海外にいるうちに松本はJに行きましたが、長野は自分の目が黒いうちにJに行ければ御の字かな、と思います。
最後に私事ですが、せっかく海外にいるのだし、今年はこっちのサッカーも追っていけたら面白いと思います。

まあ、私は長野県民でもないし、現地に知り合いが居てるわけでも何でもないので、自治体の方向性やら何やらという部分は全く分からないのですが、J2への昇格条件として1試合平均で3000人以上の動員という条件がある以上、地元の盛り上がりを作ることが出来なければ、いかにハコを作ってもどうしようもないのは明らかなわけで、そこの具体的な対策が知りたいところですよね。
Jリーグで長野ダービーが実現できれば、日本のサッカー文化も一つ階段を上がる事になるんじゃないかと思っていたりするので、補助金・公共事業・地元財界有りきではなく、地元に根づいた人気を育てることを第一に活動してもらいたいところですよね。