「内田はあまりアピール出来ず」欧州ELグループJ マッカビ・ハイファ-シャルケ04

既にグループの1位通過を決めているシャルケは、まだ2位通過の可能性を残しているマッカビ・ハイファとアウェイで対戦。シャルケのメンバーはラウルもフンテラールもいない完全なサブの虫干しで、監督すら遠征に同行してない状態で内田は先発。
ハイファとしては勝つしか無く、シャルケもアピールしなければならない選手ばかりなので、互いにモチベーションが高いはずの試合だったのだが、最初の10分ほどは激しい攻防が続いたものの、その後はずっと低調な流れのまま。
特に、7分に右サイドからのシャルケのクロスを見事なボレーで味方ゴールに叩きこんでしまったハイファは、その後も反発の勢いは見せられずにどうにも受身なプレスのままで、シャルケの中盤からゴール前へ決定的なパスを出されるシーンを連発する有様。
シャルケの方も、チャンスは多いけど全体の流れとしてはスムーズさに欠け、いくつか決定機を逃し続けているうちに、とうとう71分に右からのクロスを頭で落としたボールが腕に当たり、厳しすぎる判定ではあるがPKに。
しかし、このPKをヒルデブラントが自信のセービングで弾き飛ばすと、これで一気にハイファのモチベーションが崩れ、84分にカウンターからマリカが2点目を決めた所で勝負有り。結局シャルケが3-0で快勝という結果になった。
内田については、右サイドには中盤のヘーガーが流れて来る事が多く、フラドも相変わらず左から中に寄ることが多くて、全体的に人が右に偏っていたせいで上がるスペースが無く、先発復帰へのアピールとしては弱い印象になってしまった。
まあ、こういう試合でもいつものペースは崩さずに淡々とプレイするところが彼らしいと言えばそうなのだが、最近の長友のプレイを見るにつけ、もっとエゴを前に出しても良かったのではないかと言う気がする。ブレーメン戦はフクスやホルトビーが欠場の可能性があるのでチャンスではあるが、そこでサブに回ってしまうようだと今季は厳しいかもしれないね。