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ロンドン五輪最終予選 U-22バーレーン戦展望

今晩11時半から始まるU-22バーレーン戦の展望ですが、いつも以上に読めない点が多くて困ってます。
まず、ご存知のようにバーレーンは現在、「アラブの春」に連なる政治動乱中で、代表からはシーア派の有力選手が追放され、しかしその穴埋めをするように、U-22から5人の選手がA代表に選ばれ、3次予選ではイラン相手に引き分けるなど、経験を着実に積んでいると言われています。
一方で、U-22にいたシーア派の選手も同じように追放されているという話があり、どこまでが強化されてどこまでが弱体化しているのか全くわかりません。
ただ一つ言える事は、初戦ではアウェイとは言えシリアに1-3で負けているバーレーンとしては、日本に負ければほぼ予選突破が不可能になるという点で、おそらくバーレーンは攻撃的なプレスから個人能力を活かした速攻を仕掛けてくる事になるでしょう。
そのため、日本にとって大事な事は、たとえボールを奪われてもすぐにプレッシャーをかけ、余裕を持った状態でロングボールを蹴らせないことが肝要になります。その上で、サイドでの主導権を握って相手のサイドを低い位置に押しこめば、単発の攻撃になって攻撃の怖さはガクリと減るはず。
攻撃面では、中東の常として縦には強いが横の揺さぶりには弱いというのがあるので、月並みですがサイドを突いて相手のDFラインを下げ、そこに中盤が入り込んで起点を作り、そこからサイドがさらに絡むという攻撃が出来れば、間違いなくゴールへの穴が開く事になるでしょう。
日本のキーマンとしては、おそらく1トップに入るであろう大迫選手。彼にしっかりボールが収まれば、2列目の押し上げもサイドのタメ、オーバーラップはスムーズになるでしょうし、よーいドンの縦ポン勝負になれば、永井を1トップに使ったほうが良かった、という結果に為りかねません。清武や香川がいないだけに、どこで前線の時間が作れるかがポイントになるでしょう。

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