「長谷部、ボランチに戻る」ドイツ・ブンデスリーガ第13節 ヴォルフスブルク-ハノーファー96

先週末は1泊旅行に出かけていて土曜に試合が見られず、そういう時に限って本田は復帰するし内田は先発になるしで日本人の試合が目白押しで、しかも今晩はバーレーン戦で明日明後日とチャンピオンズリーグがあるために、全ての出場試合を見るのはとても無理といううれしい悲鳴。
そんな中から、久々に長谷部がボランチで先発し、チームも快勝したというヴォルフスブルクの試合を選んでみた。が、ぶっちゃけ内容からするとかなりラッキーな結果だったと言わざるを得ない。
ヴォルフスブルクは、マンジュキッチの1トップに、デヤガー、ク・ジャチョルが2列目に入り、アンカーのジョズエの左右にサリハミジッチと長谷部が入った4-3-3というフォーメーションで臨んだが、これがかなり守備面で効いていた。
長谷部もサリハミジッチも精力的に動いて攻守に絡む選手で、ジョズエも含めて中盤に体格が無いのでロングボールには弱さがあるが、その分後ろの4人と距離を近くしてサポートを分厚くし、ボールを奪ったらマンジュキッチにボールを収め、SBとボランチの連携でサイドの攻防で優位に立つ事ができていた。
が、そこまではボールを運べてもFW同士の連携がいまいちでチームとしての崩しの形がなく、前半のうちにサリハミジッチが2点を取ったが、GKのミスやセットプレイのマークミスという相手の失策に助けられた部分が多かった。
ハノーファーは、前半終了間際にCKから1点を返して反撃に向かうが、ヴォルフスブルクのGKとCBの奮闘に阻まれ、逆に55分にはまたもやゴール前でマークを外してしまってクリスに3点目を押しこまれてしまうと、イライラが募ったハノーファーFWコナンが、ファールを受けて座り込んでいる長谷部に対して早く立てよとばかりにボールを投げつけて一発退場。これで、ほぼ試合の行方が決まってしまった。
まあ、何だかんだで勝てば官軍だし、長谷部もかつてのボランチ出場とは違ってポジションがかぶって所在無げにする事もそれほど多くなかったし(笑)、いかに定石が通じないマガトと言えど、しばらくこのままのスタメンでやって行ってくれるのではないかと。
あとはウイングの人選だねえ・・・マンジュキッチが好調で助かっているけど、このポジションが得点に絡めないとこれからも厳しいのは確実。あんまりマガトとは合いそうにないけど、ボーフムから乾を取らないかな?