残り1試合・アジア3次予選各グループの動向

昨日は日本が北朝鮮に負けてしまったので、とりあえずうちわはタンスにしまった状態で(笑)大方の趨勢が決まりつつある各グループの状況を見てみましょう。
既にヨルダンが突破を決めていたグループA。ヨルダンとイラクの首位対決は、ヨルダンがいったんは先制したもののイラクが逆転で勝利して見事予選突破を決めました。ジーコの運恐るべし。中国はシンガポールには勝ちましたが、最終節を待たずして敗退が決定。果たしてカマーチョがここから立て直せるのか。
逆にグループBは、韓国がアウェイでレバノンに敗れてしまい、韓国楽勝ムードから一転してカオス状態に。最終節でレバノンがUAEに勝利し、クウェートが韓国に勝つと韓国の敗退が決定してしまいます。まあ、総じてアウェイに弱い中東に韓国がホームで負けるとは思わないですが、万が一の可能性は常にありますからね。
そしてオーストラリアがピンチになりそうだったグループDは、何とかオージーがタイに1-0の辛勝で突破を決めました。サウジはオマーンと引き分けたので、2位争いは最終節まで縺れ込み。勝ち点はサウジが1リードして直接対決は2分けなので、オマーンがタイに勝った上で、サウジがオージーに引き分け以下で逆転になります。オマーンがホームでサウジがアウェイ戦なので、かなりサウジはピンチかもしれません。
最後のグループEは、予定通りイランがインドネシアを下して予選突破。カタールとバーレーンはドローに終わったので勝ち点3のままで最終節になりますが、カタールとバーレーンの直接対決が2分けで得失点差が9あるので、バーレーンがインドネシアに7~8点で勝つ確率を考えるとカタールの突破はほぼ決まりでしょう。
いや、やっぱり最終予選は楽な相手は残ってくれませんね。日本も、最終予選で本田や遠藤、吉田ら主力が不在になる可能性は決してゼロではないだけに、戦力の底上げが危急の課題だと言えるでしょう。