アジア3次予選 北朝鮮戦展望

日本が26年ぶりに北朝鮮の平壌に乗り込んでの試合ということで、かつてなく注目が集まっている北朝鮮戦。でも、展望としてはある意味前回のタジク戦よりも予想が困難ですね。
北朝鮮の出方としては、まったく疑う余地はありません。
予選敗退が決まっていても日本との試合は特別。不倶戴天の敵国を人民で埋まった金日成競技場に迎え撃ち、90分間最高の準備と集中力で、90分間プレスをかけまくってくるでしょう。
予選突破がかかっていたらこんなに嫌な相手は無いですが、そうでなければスパーリングパートナーとして非常に良い相手です。
本当ならば、日本としてはサブメンバーの底上げや3-4-3のトライをしたいところでしょうが、何せタジク戦から中3日、それもほとんどを移動時間に費やしたとあっては、新しい事を習熟させる時間はほとんど有りません。
それに、ピッチも慣れない人工芝とあっては、チームに緩んだ空気が少しでも流れると選手も怪我がしやすくなりますし、激しいプレスには最初からしっかり対応しないとリズムがズルズルと崩れてしまう事になるでしょうから、おそらくザックもそこまでリスクをかける事はやらないのではないかと思います。
ただ、1トップとトップ下の人選に関してはいじって来るかもしれません。パスサッカーは出来そうだから、北朝鮮相手に燃える李を使ってもいいですし、復帰即得点を挙げた前田という手もあります。トップ下については、ここまで交代出場している清武を使うのもアリだと思います。
個人的な希望としては、細貝や原口を使って欲しいんですがね。まあその辺は交代策に期待というところでしょうか。