2011年10月

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「遠藤と香川のホットライン」タジキスタン戦展望

運動会シーズンの三連休とあって慌ただしくしているうちに、タジキスタン戦の日がやって来ました。と言う訳で、恒例の展望をざっと書いてみます。 とは言え、タジキスタンに関する情報など何も無いし、タジキスタンの監督はエースFWを外してまで守り倒す宣言をしているので、ポイントとしては日本がいかに相手の守備をこじ開けられるかに絞られることは間違いないでしょう。 ガチガチに守ってくる相手の攻略法としては、セカン […]

「浦和はやっと目覚めたか」ナビスコカップ準決勝 浦和レッズ-ガンバ大阪

いくら何でも、浦和とガンバでナショナルダービーは無いでしょう、青島アナ。とつい実況に突っ込んでしまったナビスコ準決勝は、戦前の予想とは全く逆に、浦和がガンバを終始上回る内容で7年ぶりの決勝進出を果たした。 ガンバはイグノと遠藤、加地、明神が出場できず、ラフィーニャとアフォンソの2トップだったのだが、この布陣が全く機能しなかった。2人のコンビネーションが全く無くて前線でのスペースメイクが出来ず、ガン […]

「またも大物を食った松本山雅」天皇杯2回戦 松本山雅FC-横浜FC

過去に湘南や浦和を天皇杯で破ったことがある、大物キラーのキャラクターが定着してしまった松本山雅が、またも横浜FCを天皇杯の2回戦で食ってしまった。 だいたい、Jリーグのクラブにとっては天皇杯の初戦はほとんど準備体操のようなもので、負けても失うものが何も無いチームが試合の序盤はペースを握るのが普通なのだが、それを差し引いても前半は松本山雅が横浜を完全に圧倒していた。 松本は非常に攻守の切り替えが早く […]

「意外と悪くなかった3-4-3」キリンチャレンジカップ 日本-ベトナム

ベトナム相手に1-0、シュート数はかろうじて10本という辛勝では、お世辞にも高い評価など出来ない試合だったのは間違いないが、本番のタジキスタン戦を4日後に控えつつ、サブ組の選手を積極的に使いながらという状況を考えれば、必ずしも最悪というわけでは無かったように思う。 何より、90分後であっても今さっき試合が始まったかのようにカバーリングのスピードが衰えないベトナムのスタミナ、集中力は素晴らしく、その […]

「全く違う前半と後半」ナビスコカップ準々決勝 鹿島アントラーズ-横浜Fマリノス

リーグではともに得点力不足に悩まされている同士の対戦となったナビスコカップ準決勝は、鹿島が延長の末に逆転勝ちで4強へと駒を進めた。 しかし鹿島の前半は相当苦しいものだった。試合わずか1分で中田浩二がロングボールを後頭部に当ててしまっていきなりのオウンゴールを献上すると、今度は渡邉千真のターンに足をかけてしまってPKと、あっという間に2点のビハインド。 横浜得意の2ラインゾーンディフェンスの前に、鹿 […]

日本がバルサに追いつくためには

昨日はうっかりナビスコカップの録画をし忘れたままに飲みに行っていて、仕方なく10/1から放送が始まったBSスカパーの「フットボールクラッキ」を見ておりました。 その中で、「日本人はバルセロナのようなチームを作れるか」というテーマで、小澤一郎さんと小野剛さんが対談をしていたのですが、その中で育成年代からバルサのシステムを取り入れるべきかどうかという論点がありました。 両氏共に、バルサのシステムをベー […]

「全てが生まれ変わったユーベ」イタリア・セリエA第6節 ユベントス-ACミラン

今回、ユベントスがデッレ・アルピを取り壊した跡に建てた新しいスタジアムでの試合を見たが、あの陰鬱でガラガラだったデッレ・アルピとは打って変わって、まるでドイツのような傾斜が強くて明るいスタジアムになっていて驚いた。 そして環境が明るくなると選手にも張り合いが出てくるのか、この試合でのユーベは頭髪を新装した(笑)コンテ監督の元で、昨今の不振が嘘だったかのようにハツラツとしたプレイを見せ、スクデット争 […]

「もはや中盤はワールドクラス」J1第28節 清水エスパルス-名古屋グランパス

激烈な優勝争いまっただ中の名古屋にとっては、アウェイとは言え絶対に落とせない試合だったが、あえなく清水に0-2で内容も結果も完敗の憂き目に遭ってしまった。 その違いを生み出した最大の原因は、中盤のクォリティの差に尽きるだろう。 序盤こそ、名古屋は高い位置からプレッシングで清水を押し込む展開が続いたが、この日リュングベリと並んで中盤の左右で先発した小野の思い切ったロングシュートから流れは一変。 守備 […]

「ザックジャパンに呼ばれない理由」イタリア・セリエA第6節 ノヴァーラ-カターニャ

古巣との対決で期するものがあったであろう森本だったが、残念ながらこの試合では先発とはならず、58分に途中交代で入った。 試合はノヴァーラが序盤に攻め込んだところをカウンターで逆に先制点を奪われ、後半開始早々にPKをもらって同点に追いつくも、57分にはFKから再びリードを奪われるという嫌な展開。 そこに森本が入ったのだが、ちょうど試合の流れがノヴァーラに傾いてきたところで、いくつかのチャンスの後にで […]

「何とも不思議なフォーメーション」ドイツ・ブンデスリーガ第8節 カイザースラウテルン-シュツットガルト

開幕からほぼ五分の星と、どうも調子が安定しないシュツットガルトだったが、今度は下位のカイザースラウテルンに対してアウェイで2-0という不思議な快勝を飾った。 そのシュツットガルトは、この試合ではボグレブニャクとカカウの2トップに、岡崎とハルニクが左右のSHに入った、いわば4-2-4とも呼べるフォーメーションで、しかも岡崎とハルニクはSBとのコンビでサイドを崩してクロスという、本来SHに求められるよ […]

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