「遠藤と香川のホットライン」タジキスタン戦展望

運動会シーズンの三連休とあって慌ただしくしているうちに、タジキスタン戦の日がやって来ました。と言う訳で、恒例の展望をざっと書いてみます。
とは言え、タジキスタンに関する情報など何も無いし、タジキスタンの監督はエースFWを外してまで守り倒す宣言をしているので、ポイントとしては日本がいかに相手の守備をこじ開けられるかに絞られることは間違いないでしょう。
ガチガチに守ってくる相手の攻略法としては、セカンドボールを拾ってサイドの深い位置へとパスを展開、相手の守備ラインを下げたところでミドルをズドンと行くか、PA付近で横への揺さぶりでマークを外してクロス、というパターンが常套手段なのですが、日本はセカンドボールを支配するには高さで劣るし、ミドルシュートも弱いので、そうそう思い通りには行ってくれないでしょう。
なので、基本的な方針としては、まず正確に早くパスを回して相手のスタミナを奪うことが第一。そして、パスワークで相手の守備に隙を作り、バイタルエリアへと縦パスを送れるかどうかが攻略の鍵になると思います。
その点で期待したいのが、遠藤と香川のホットライン。ベトナム戦ではアジリティ負けしてしまってましたが、タジキスタン相手であれば香川の動き出しが先手を取れる可能性が高いので、遠藤がそこにタイミングよくパスを入れれば日本の得点チャンスは増えると思います。
ただ、最近の香川はボールをもらってもファーストタッチがぶれる事が多く、それが相手に引っかかってしまう要因になってしまっているので楽観視は出来ませんが、狭いスペースでも打開して得点できる能力は代表でも随一であるだけに、彼にかかる期待は大きいです。
そして、高さ不足を補うポイントとしては当然ハーフナー・マイクを忘れるわけには行きません。守る相手から得点するにはセットプレイも重要な得点源であるわけで、遠藤がセットプレイを蹴られるかどうかは分かりませんが、日本がなかなか得点できないでいると、彼の出番が早まることは確かでしょう。
まあ、どちらにしてもそう簡単な試合にはなってくれないと思います。こういう勝負で最後に物を言うのはやはり戦術云々よりもメンタルです。日本選手の勝利への執念に期待したいところですな!