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「長谷部ブンデスリーガGKデビュー」ドイツ・ブンデスリーガ第6節 ホッフェンハイム-ヴォルフスブルク

選手を3人交代した後の81分に、ヴォルフスブルクGKヒッツが一発レッドで退場してしまい、長谷部がその後の13分ほどをGKとして働く椿事が起こってしまった試合。
その退場になった原因は、GKのゴールキック時に別のボールが入ってしまい、その瞬間にどうやらヒッツが暴言を吐いたことが原因のようだが、何ともつまらない赤紙である。
ヴォルフスブルクの正GKであるベナーリオが怪我で欠場しているために、今は控えのヒッツがスタメンになっているわけだが、前節のシャルケ戦ではまずまずの守備を見せたものの、この試合ではバベルのロングシュートに反応が遅れ、手に当てたにも関わらずゴールを許してしまったし、こんな様子ではマガト監督に干されてしまう可能性は高そうだ(苦笑)。
試合内容としては、両チーム共に非常にソリッドな守備を見せて、常にボールのあるところではガツガツと1対1の争いが行われているという、いかにもブンデスらしい展開がずっと続いていたのだが、ヴォルフスブルクの前線があまりボールキープが出来ず、逆にバベルのスピードに翻弄される場面が増えて、後半はほとんどホッフェンハイムのペースになってしまった。
素晴らしいフィードを連発してGKとしての才能もあることを見せた(笑)長谷部だが、SBとしては1対1こそスピード勝負をされると厳しい面はあるものの、カバーやコース切りは忠実だしビルドアップもミスが少なく、すっかり安定した働きぶりである。
ただ、攻撃面では荒れたピッチのせいか足にボールがちゃんとつかない場面が多く、前線が満足にボールキープ出来なかったのでオーバーラップしても良いタイミングでボールが来ずに、やや不完全燃焼の出来だった。
まあ、チーム自体は最悪の時期は脱した模様で、この試合ではGKとDFにミスがあって失点はしたものの、以前のようなチーム全体のポジショニングやカバーリングがバラバラという事は無くなって来ている。ただしFW陣にいまいち信頼に足る強さが感じられないので、残留を確実にするには補強が必要にはなって来るだろうが・・・

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