2011年8月

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「なでしこジャパンの貫禄勝ち」東日本大震災復興支援・慈善試合 日本女子代表-なでしこリーグ選抜(3-2)

最終的には点差は1点まで縮んだが、ほぼ内容的にはなでしこジャパンの完勝で、最終予選に向けての調整がまずまず順調であることを示した1戦だった。 特に前半のなでしこジャパンは各選手に自信が満ちあふれていて、中盤でボールを持ったら他の選手が迷いなく前線へと駆け上がり、そこに対して早いパスがビシビシと通ってしまう。ボールを持つ選手のルックアップがしっかりしており、ドリブル・キープ・パスの選択に澱みがない。 […]

なでしこジャパン・チャリティーマッチの注目点

今晩は、なでしこジャパン対なでしこリーグ選抜のチャリティーマッチが行われます。 当然ながら、選手やスタッフにとっては、目前に迫ったロンドン五輪アジア最終予選に向けてチームの完成度を見る重要な試合ではあるのでしょうが、個人的にはそういう面よりも、今後日本の女子サッカーが右肩上がりの成長曲線を描いていけるのか、という部分にやっぱり注目してしまいます。 ドイツ女子W杯での優勝以来、なでしこジャパンの選手 […]

「セレッソは若手に光明か」J1第9節 鹿島アントラーズ-セレッソ大阪(2-1)

前半戦は低迷を極めていたのに、いつの間にか怪我人がどんどん戻って来て調子を取り戻し、9位にまで浮上してきた鹿島と、乾とピンパォンという主力が抜けた上に、昨季少なかった失点も増えて調子が上がらないセレッソとの対戦。 試合が始まってすぐに分かったのがセレッソの調子の悪さで、特に茂庭と上本のCBが作るラインコントロールの動きが鈍く、前線との距離が空いてしまうために小松が完全に孤立してほとんど前でボールが […]

夢と自信がブラジルへのキーワード

昨日は、月末のキャンプやその他もろもろの用事が重なって夜は忙しく、あまりゆったり観戦する時間が取れそうになかったので、スカパーで録画しておいた「欧蹴サッカー開幕SP~サムライの挑戦~」という特番を見ておりました。 その中で、今や日本人選手のビッグ3とも言える、香川・本田・長友の談話場面があったのですが、彼らが口を揃えて言っていたのは、メンタル面で自信を持つことの重要性でしたね。 香川は、今は自信を […]

「イタリアも普通のチームになりました」国際親善試合 イタリア-スペイン(2-1)

ドイツW杯で優勝を飾りながら、その後は低迷期に突入してしまったイタリアだが、現世界王者のスペインに対して勝利を挙げ、ようやく浮上のきっかけをつかんだというところだろうか。 今までのイタリアであれば、守備陣がコンパクトで激しいカテナチオスタイルで守り、鋭いカウンターからビエリ、インザーギ、デルピエロといったタレントが数少ない決定機を物にするというパターンだったのだが、この試合ではカッサーノとロッシの […]

「宇佐美は懲罰交代だったのか?」ドイツ・ブンデスリーガ第2節 ヴォルフスブルク-バイエルン・ミュンヘン(0-1)

この試合で、宇佐美が途中出場でリーグデビューを果たしたものの、ロスタイム直前で交代させられてしまい、屈辱の懲罰交代のような言い方がネット上でされていたので、ちょっと心配になりながら録画を見ていた。 ハインケス監督になってから初めて見たバイエルンの試合だが、よく言えば堅実、悪く言えば旧態依然としたサッカーだな、というのが第一印象。 ボルシア・ドルトムントのように、選手がどんどんポジションチェンジしな […]

「これが試練の始まりか」ドイツ・ブンデスリーガ第2節 ホッフェンハイム-ボルシア・ドルトムント(1-0)

マイスターシャーレを獲得したボルシア・ドルトムントが、今シーズン初のアウェイ戦に挑んだ試合だったが、非常に手痛いしっぺ返しを食らう結果になってしまった。 ホッフェンハイムホームのスタジアムは、見るからに芝が長く、おまけに水もあまり撒かれていなかったようで、ドルトムント得意のパスワークが遅くなり、選手の足元にボールが引っかかってしまってキープに苦しんでいる間に、黒人選手をずらりと並べたホッフェンハイ […]

国際親善試合 ドイツ-ブラジル(3-2)

現在のFIFAランキングでは、ドイツが3位でブラジルが4位ではあるのだが、ドイツホームの試合ということを差し置いても、ドイツの充実ぶりが際立っていた内容だった。 ドイツのサッカーは、とにかく全員がパスコースを作るように動いて、その中をツータッチの早いパスでつないで行くというもので、シュヴァインシュタイガーとクロースのボランチは遠藤のような繊細な縦パスこそ出せないものの、その分をフンメルスがドルトム […]

「遠藤の後継者は意外な場所に?」U-22国際親善試合 日本-エジプト(2-1)

さて、日韓戦の前座として行われた弟分の試合。結果はエジプトに対して2-1で勝利を飾ったのだが、こちらが見た順番としてはA代表戦の後だけに、U-22に足りないものがはっきり見えてしまった感じだ。 その一番の違いとしては、U-22のほうにはマイボールになった時になかなか3人目の動きが見られないところだろう。特に大きいのがボランチのクォリティで、A代表では遠藤や長谷部が早いタッチで縦横無尽にボールを散ら […]

「エースの誕生、エースの不在」キリンチャレンジカップ 日本-韓国(3-0)

既に皆さんご存知の通り、ここ2年間勝利を挙げていないライバル韓国に対して日本は3-0の快勝を決めたわけだが、こういう結果になったのは韓国が2つの大きな戦略ミスをしてくれたおかげであるように思っている。 昨日の試合展望で、韓国が前からガシガシプレスをかけて来た場合のビルドアップがポイント、と書いたのだが、実際には韓国は日本に対して引き気味になっていつもの脅威が感じられなかった。前半の序盤に香川のサイ […]

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