ツール・ド・フランス2011第7・8ステージ

サッカーでは、女子W杯で何と日本が開催国の優勝候補筆頭ドイツを破る大金星を挙げましたが、それは今晩のお楽しみということで先にツールのレポートを。
第7ステージは、久々に何も無いド平坦コースで平穏な流れになるかと思われましたが、残り40kmの地点で落車が起こってしまい、優勝争いを期待されていたスカイチームのエースであるウィギンスが、鎖骨を骨折してしまって無念のリタイア。レース前には元同僚だったミラーに人間性を非難されて物議を集めていた選手でしたが、それだけに実力をしっかり見たかったのに残念です。
第8ステージは、最後に初の2級とゴール前が3級の上りで総合争いに動きが出るかと思われましたが、さすがに各エースはしっかり牽制してタイム差はつかず。ただし、ラボバンクのエースであるヘーシンクは落車の影響で1分の遅れ・・・今大会は、本当に落車でエース級にトラブルが頻発していて、それが自転車レースの性とは言え、本当の山場が来る前に決定的な差がついてしまうのはもったいないですよねえ・・・
その代わりと言っては何ですが、第8ステージの最後でヴィノクロフがアタックしたのは嬉しかったですね。ドーピングによる出場停止以降は既に終わった選手扱いされてましたが、総合でもまだ32秒差につけてますし、本人的にはしっかり優勝を狙っているようで、もともと総合力には優れているものの3週間という長丁場のどこかで崩れてしまう選手だっただけに、安定感が備わってきたらひょっとする存在になりかもしれませんよ。