2011年6月

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「戦前の予想よりは良い結果なのだけど」ロンドン五輪アジア2次予選第1レグ 日本-クウェート(3-1)

いや~、確かに戦前は厳しい試合になるだろうと予想していただけに、3-1で勝てた事は喜ぶべきことではある。 しかし決定機の数で言えば大迫の2点に原口の2点、鈴木の1点とあと何だったっけ、と数えるのも阿呆らしくなるぐらいあって、8-1になっていても不思議ではない内容だっただけに、う~んと思わざるを得ないのは確かだよね(笑)。 前日にクウェート戦のポイントを書いたんだけど、立ち上がりの日本はそれ以上の素 […]

クウェート戦のポイント

さて、今日からいよいよ五輪2次予選ホーム&アウェーのクウェート戦が始まりますね。と言うことで、とりあえずお約束で試合のポイントを書いておきます。 まず留意すべきなのは、日本のホームが第1戦という点ですね。CLなどでも、ホーム&アウェイ戦では、第2戦目で結果と相手の出方を見ながらホームで戦えるほうが有利だと言われているので、日本にとってはその点でやや不利な状況になっています。 とにかく一番気をつけな […]

「上位対決は川崎の完勝」J1第16節 川崎フロンターレ-サンフレッチェ広島(2-0)

ここまで共に好調で3位と5位という上位での対決になったJ1注目の試合は、川崎が攻守ともに広島を全く寄せ付けない完勝に終わった。 川崎は4-4-2のゾーンディフェンスを引いており、それを自陣の中程にかっちりと固め、広島にサイドを攻められてもいいから中は絶対にフリーな選手を作らないという意識が徹底されていた。そして、誰かが広島のボールホルダーにアタックすると、その選手がいた位置を埋めるように他の選手が […]

アドリアーノ、ダニルソン、乾の移籍に見る時代の流れ

昨日、アドリアーノにはカタールから4億円のオファーが、ダニルソンにはシュツットガルトが獲得意思という移籍報道が連発しましたね。 ガンバからの完全移籍で移籍金が入り、どちらかと言うと単独打開系でガンバのパスサッカーにはあまり合っていなかったアドリアーノと、レンタルで名古屋には1銭も移籍金が入らず、彼無しで名古屋の4-3-3が成り立たないダニルソンでは、両サポーターの移籍報道に関する反応が全然違ってい […]

「鹿島はホーム復帰を飾れず」J1第15節 鹿島アントラーズ-ヴァンフォーレ甲府(0-1)

震災後初のホームゲームとなった鹿島だが、平日とあって8000人以下と寂しい観客の中で、無得点のまま敗れるという寂しい試合となってしまった。 鹿島の先発は田代と興梠の2トップ、新井場の左サイドになったオール日本人で、前半は田代のポストに興梠がうまく絡んだり、小笠原が好調で短いパスがよく回り、代表に呼ばれた西も活発な攻め上がりを見せて鹿島が久々にらしい人とボールの動きを見せてボールを支配するが、堅く守 […]

「このままでは降格まっしぐらの福岡」J1第14節 アビスパ福岡-セレッソ大阪(0-3)

ここまで開幕から9連敗とどん底状態の福岡がホームにセレッソを迎えて臨んだ試合だが、試合開始すぐに福岡の抱えている問題がはっきりと見て取れた。 福岡の守備は一応4-4のゾーンはひいてはいるものの、それが全くセレッソの攻撃に対してプレッシャーをかけられていないのだ。 後ろからのクサビパスを受けに来るセレッソの2列目に対し、単に福岡の中盤は前へのパスコースを消すように寄ってみるだけで、セレッソの選手はほ […]

「2つの顔を持つしたたかな仙台」J1第14節 ヴィッセル神戸-ベガルタ仙台(1-1)

直接被災を受けた地域のクラブということで、震災後の成績に相当悲観的な見方をされたベガルタだが、蓋を開けてみればここまで無敗で3位につける快進撃。この試合でも、復興にかけるモチベーションの高さをひしひしと感じさせる内容を見せつけた。 仙台のサッカーを一言で表すと、ズバリ「全員守備&全員攻撃」。守備時にはコンパクトな4-4のゾーンを上げ下げしながら相手のクサビに対して激しくプレッシャーをかけ、ボールを […]

「清水のガンバ化?」J1第14節 ガンバ大阪-清水エスパルス(2-2)

ゴトビ監督のチームは、もっとソリッドなサッカーをやるチームというイメージがあったんだけど、いつの間にやらガンバのようなパスサッカーになりつつあるのにちょっと驚いた。 しかし、同じスタイルのサッカーならガンバの方に一日の長があるのは事実で、遠藤と小野というパスサッカーの要を両チームともに欠きながら、ガンバが小気味良いタイミングでボールをつないで試合を支配。清水は序盤こそ勢いを見せたが、セットプレイか […]

U-22は山村のためのチーム

昨日はロンドン五輪2次予選クウェート戦のメンバーが発表になりましたね。 GK: 権田修一(FC東京) 増田卓也(流通経済大学) 守田達弥(京都サンガF.C.) 安藤駿介(川崎フロンターレ) DF: 比嘉祐介(流通経済大学) 村松大輔(清水エスパルス) 鈴木大輔(アルビレックス新潟) 吉田豊(ヴァンフォーレ甲府) 酒井宏樹(柏レイソル) 濱田水輝(浦和レッズ) 酒井高徳(アルビレックス新潟) 扇原貴 […]

「未だに方向性が見えない両チーム」ヤマザキナビスコカップ1回戦第1レグ 浦和-山形(2-0)

リーグでの低迷が続いている両チームの対戦だったが、やはりそれを証明するかのような低調な内容に終始した試合だった。 最近の浦和は4-4-2のフォーメーションを取っているが、それほど選手間がコンパクトではなく、ミドルパスをつないで両SHの原口やマルシオ・リシャルデスからサイドアタックを仕掛けるオランダスタイルを指向しているように見える。 が、山田暢久や鈴木はパスに長けた選手ではなく、柏木は遠藤のような […]