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「清水のガンバ化?」J1第14節 ガンバ大阪-清水エスパルス(2-2)

ゴトビ監督のチームは、もっとソリッドなサッカーをやるチームというイメージがあったんだけど、いつの間にやらガンバのようなパスサッカーになりつつあるのにちょっと驚いた。
しかし、同じスタイルのサッカーならガンバの方に一日の長があるのは事実で、遠藤と小野というパスサッカーの要を両チームともに欠きながら、ガンバが小気味良いタイミングでボールをつないで試合を支配。清水は序盤こそ勢いを見せたが、セットプレイからアドリアーノにゴールを奪われると、若手が多いのもあるのかその後は意気消沈、1トップの高原が完全に消えてチャンスも消えてしまった。
ガンバは2点目を入れるチャンスはたくさんあったが決められずに後半が始まると、いきなり2分に大前が奪ったボールからのクロスに高原がボレー、一度は藤ヶ谷に止められるが最後は太田が押し込んで同点、その3分後には大前のFKに対して藤ヶ谷が誰かに当たるとポジションを変えたところ、ボールはそのままゴールマウスに吸い込まれてあっという間に清水が逆転。
攻勢に出るガンバは、12分に宇佐美が彼独特の内側へと切れこむドリブルから相手DFに当たるシュートを決めて同点に追いつくと、遠藤を投入して試合を落ち着かせるガンバがペースを握るが、互いにスペースが空いてその後はたるい展開になり、決め手が無いままにドローで終了。
ガンバは二川がリンクマンとして頑張っていたけど、宇佐美もアドリアーノも個人でプレイしたがるので、ルーカスがいた時のようなコンビネーションの美しさが無くなってる感じ。両人共に移籍話が来ているが、代わりに取るならもっと前線で献身できる人材のほうがいいような気がするんだけどね。ブラジル人と2トップを組まないときのヴァグネル・ラブとかね(笑)。
清水で二川の役目を果たしていたのが大前で、この試合については得点を挙げるだけでなくMOMと呼べる働きをしていた。代表や海外にはちょっと身長の点で厳しいかもしれないけど、これから非常に楽しみな存在だね。

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