ドルトムントの慈善試合を見ながら南米選手権を想う

昨日は、デュイスブルクで行われたドルトムント対欧州日本人選手選抜のチャリティーマッチを見ておりました。
当然ながら全然本気じゃない内容だから途中で寝るかもなと思っていたのですが、ドルトムントはサブ組が中心だからか、日本選抜に対してあまりハードには当たらないものの自己アピールでそれぞれ結構頑張っていて、たるんだ感じは無かったですね。
そして引退選手が出てくるのも楽しくて、ルンメニゲ頑張るなあとか、ルンメニゲより走ってない西澤はどうなのよとか、城はずいぶん太ったなとか、でもギドはあんまり変わってないなとか、それはショルダーアタックじゃなくてヒップアタックですよ奥寺さん、などとテレビにツッコミを入れながら楽しんでました。
何よりも、安田や槙野、細貝、相馬、赤星といった日本じゃなかなか試合を見られない海外組のプレイが見られたのが良かったですね。日本じゃすぐコロコロ転がっていた安田が、相手に体をぶつけながらドリブルしているのを見ても、欧州に来て頼もしくなったなと嬉しく思いました。
ただ、やはりブンデスで揉まれている長谷部や岡崎、香川のプレイからすると一段レベルが落ちるのも事実で、彼ら海外組の代表未満選手を南米選手権に連れていってやりたかったなあ・・・と思ってしまいました。
もう出場辞退は決定してしまったので、今更あれこれ言いたくはないのですが、欧州組を招集するのは最初から困難なのが分かっていたわけで、海外組過半数という枠なんか設けずにJリーグ側を説得する方向で固めていれば、もう少し何とかなったんじゃないのかなあと。
もちろん、ただでさえ震災でダメージを受けているクラブが多いのに、電力事情で夏場は観客が望めない平日のデーゲームになる事も予想され、今年経営がもつかどうかの瀬戸際なのに、これ以上ツケを払わさせるのはゴメンだというクラブ側の事情は良く理解できます。なので、個人的には仕方ないとは思ってます。
そういう場合の解決方法は、ぶっちゃけ一つしかありませんよね。東電じゃありませんが、クラブに選手供出1人あたりいくらの補償を支払うといったような、実弾作戦です。
国内組20人分の補償をしたとしても80億と言われる放映権料に比べたら微々たる金額ですし、裏でそういう取引をしておいて、表向きはJが協会に配慮したというポーズを取れば、世間的にも良い顔が出来ますし、クラブ側にもどちらにも良い話に出来たんじゃないかなと。
協会が財団法人である以上、そんな自由に動かせるような予算枠などあるはずはないので、電通やキリン、NHKにお願いしての話になるでしょうが、まあ前会長ならともかく(笑)小倉会長にそんな腹芸など出来るはずはないし、試合時間的に視聴率が望めない南米選手権にそこまで注力する意義は無かったかもしれませんがね・・・
ああ、結局たくさん愚痴を書いてしまった(笑)。ともかく、不参加になった以上はレギュラー組はちゃんと体を休めて、サブ組はキャンプでしっかりアピールをして欲しいものです。