「日本人選手全員残留おめでとう!」ドイツ・ブンデスリーガ第34節 ホッフェンハイム-ヴォルフスブルク(1-3)

残留圏にいるとは言え、引き分け以下に終わると自動降格の可能性があるヴォルフスブルクの、ホッフェンハイムとのアウェイ最終戦。この試合でもマガトの強権采配(笑)が発揮され、ジエゴがスタメンから外れて何と長谷部が右SBというフォーメーション。
しかし、モチベーションだけは高いヴォルフスブルクが試合開始からボールを支配してホッフェンハイム陣内でプレイを続けるが、やはり慣れてない布陣ではボールの動きがスムーズでなく、なかなかホッフェンハイムの守備を崩すところまで持って行けない。
逆に、後半4分に中盤でのミスパスからスルーパスをフィルミーノに通されて失点してしまい、この時点でフランクフルトとボルシアMGがリードしていたので、ヴォルフスブルクが自動降格圏に入ってしまう大ピンチ状態。
その危機を救ったのがマンジュキッチの決定力で、後半15分にスルーパスから抜けだしてアウトサイドでキーパーを交わすシュートを決めると、29分にはCKからニアでヘディングを決めて一気に逆転、ヴォルフスブルクサポーターとマガト監督は大喜び。
その4分後に、リーターのミドルがグラフィチに当たってコースが変わるラッキーなシュートも決まり、運に見放され続けていたヴォルフスブルクが、ようやく最終戦で運を味方にしてブンデスリーガ残留を自力で決定させた。なお、結局フランクフルトはドルトムントに敗れ、ボルシアMGが引き分けたために、自動降格はフランクフルトに決定。ボルシアMGはプレイオフを戦うことになった。
だが日本人としては、ヴォルフスブルクが2部に降格しなかったことは喜ばしいが、マガト監督の来季続投では長谷部が活きるような中盤でパスを動かすチームにならないのは確実で、ジエゴもスタメン落ちを知ったら勝手に帰ってしまったらしいし、いろいろこれからスッタモンダがありそうなチームに残るのが果たして彼のためになるのかどうか・・・とは言え今季の働きだとなかなか移籍話も来ないだろうし、難しいところではある。
まあ、日本人選手の所属チームは、香川と細貝、矢野を除いた全員が残留争いをしていたのに、終わってみれば全て残留を決めるという日本人には最高の結末になったのは本当に喜ばしい。とりあえず今日のところは乾杯をしておこうか(笑)。